53 走る肢体
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― 真っ暗な闇の中 ―
―――……っ!
[真っ暗な闇の中で、″僕″はうっすらと瞳を開いた]
(+0) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[今まで見たことのない、一切の光が届かない永久の闇。 伸ばした手の先すらも見えない、そんな真っ暗な中なのに、 不思議と恐怖は感じない。
むしろ――その闇に包まれていることがすごく心地よくて、何もかもを忘れてしまいそうになる]
(+1) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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……このまま。 このまますべてを忘れてしまえば、
[きっと僕は、藻屑のように消えてしまうのかもしれない。 それはとても甘美で、心地いいことのように思えた]
(+2) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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…………。
[開いた瞳を閉じる。 瞳を開けていたとしても、その眼に映るのは闇だけだったから、どちらもあまり変わりがない。 ならば瞳を開けているのもおっくうだと、 まるで母親の子宮の中で包まる胎児のように、元来大きくない身体を折り曲げる]
ああ……。 もっとこの闇に溶け込んでしまいたい。
[溶け込んで、何もかも忘れてしまおう。 僕なんて最初から居てもいなくてもかまわない人間だったのだから]
(+3) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[ずぶずぶ]
[ずぶずぶ]
[闇の中に溶けて行く記憶]
(+4) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[だけど――……。
その中で一つだけ。 とても鮮明に心の奥に焼き付いた感情が、すべてを忘れることを拒否するように、閉じた瞼の裏に浮かぶ情景]
(+5) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[本当に、すべてを忘れていいの――?]
(+6) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[その感情はそう訴えるように、 じくじくと心の弱いところを刺激する。
まるでシャーレの中で弱い菌を捕食するファージたちのように。 楽になりたいと思う僕の心をむしばむかのように]
…………ぃ、
(+7) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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ぃ、ゃ……だ……。
(+8) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[忘れちゃいけないものが、確かにあるはずなんだ。 僕にとって大切な記憶。 大切な思い]
わすれたく、ない。 わすれたくないよ―――……!!
[闇の中、あらん限りの声でそう叫ぶ]
(+9) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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[途端、その深さが色あせて行く闇]
な、に……?!
[まるで近くで閃光弾を放ったかのように、 世界は黒から白へ]
(+10) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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― 医局室前廊下 ―
[まぶしいほどの光が収まった後。 再び瞳を開いた僕は、医局室前の廊下に立っていた]
……あれ?
[きょとんと首をかしげて、僕は″初めて見る″この病院の医局室の扉をまじまじと見つめた]
なんかどこかで見たことある様な……。 気のせいかな。
[これが既視感ってやつなのかなって一人ごちて、もう一度目の前の扉を見やる]
(+11) 2012/07/20(Fri) 09時頃
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き、緊張するなあ……。
[初めて袖を通したこの病院の白衣の裾をぎゅっと握りしめ、僕はごくりと生唾を飲んだ。 心臓がどきどきと高鳴って、酷く煩い。 この戸をたたけば、僕は――あのメディカル・ドラゴンのように、偉大な医師としての第一歩を歩く事になるんだ……!]
よ、よーし!
[もう一度ごくりと唾を飲み込むと、拳を振り上げて]
し、失礼シますっ。
[ノックに負けないように、扉の向こうへと声を張り上げた]
(+12) 2012/07/20(Fri) 09時半頃
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ジョージは、緊張のしすぎで声が裏返った。は、はずかしい…っ!!**
2012/07/20(Fri) 09時半頃
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― 医局室 ―
[扉をすり抜け、僕は医局室の中へ入る]
あ、あの…っ。 今日からお世話になります、研修医のタカヤナギです。 よろしくお願いします……っ!
[ぶん、っと音がしそうな勢いで挨拶をし、 ちらりと視線を上げて周りを見つめるも]
………あれ?
[誰も、僕の挨拶を見ている人はいなかった]
(+13) 2012/07/20(Fri) 10時頃
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[元々人の輪の中にいても、存在感がないって言われていたから。 これもきっとそういうことなんだろうと、納得する]
……ははっ。
[乾いた笑いを一つ洩らして 挨拶はそれぐらいにして空いている机に座る。 ぼんやりと周りを見ていれば、なにか病院で事件?があったみたいで、ちらちらと「心中」とか「研修医」とかそんなキーワードが耳に入った]
(+14) 2012/07/20(Fri) 10時頃
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[机に肩肘をついてそれらを聞きながら]
心中とか……この病院大丈夫なのかな。 しかも研修医とか……、 ちょっと不安になってきたなあ。
[まるで他人事のように呟く]
はあ――…。
[大きく息を吐くと、 ふらふらと廊下へ漂っていった]
(+15) 2012/07/20(Fri) 10時頃
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[ひとりは―――――、さみしいの。]
(+16) 2012/07/20(Fri) 10時半頃
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[いらないなんて、いわないで。 わたしは、――――…、わたしは……。]
(+17) 2012/07/20(Fri) 10時半頃
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っ、……
[長い睫毛を揺らして、瞳を開く。 見なれた病院の中で、まだ、自分がまるで生きているかのような―――]
(+18) 2012/07/20(Fri) 10時半頃
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…、…わたし…、
[何をしていた? 思い出せない。
わたし、―――――。]
(+19) 2012/07/20(Fri) 10時半頃
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クラリッサは、頭が痛くて、手を添えるけれど
2012/07/20(Fri) 10時半頃
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[ふわふわと廊下を漂い、初めて見るはずの景色をぼんやりと眺めていた。 せわしなく仕事をする看護師や、不安そうな顔の患者さんたち。 その合間を悠然と歩く先輩医師たちの間を、ふわふわ通り抜ける]
あれ……?
[視線の先に、 頭に手を添える女の人の姿が見えた]
頭痛いの、かな?
[あんなに痛そうにしているのに、どうして周りのみんなは声をかけてあげないんだろう。 そんなことを想う僕も、ただ遠巻きに見つめるだけなのだけれど]
(+20) 2012/07/20(Fri) 10時半頃
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[誰かの声がする。 名前を、そう、わたしの名前を呼んでいる。]
……、ぁ、……あぁ
[栗色の髪をくしゃりと掴む。
へた、とその場に立つことも出来ず座り込む。]
(+21) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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[>>2:343 頭から、言葉が離れない。
最後、最期―――、わたしは、一体、どうなったの?]
(+22) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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[さすがに座り込んでしまうのを見てしまえば、 慌てたように側へ]
あ、あの大丈夫…ですか? 頭痛いんだったら、内科で薬を処方してもらったほうがいいよ。
[くしゃりと栗色の髪をつかむその後ろから、そっと声をかけた]
(+23) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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[わからない。 自分が、誰なのかすら―――
ここは自分の職場で、わたしは、看護婦で、 だけど、それ以外が、まだ、闇の底で。]
!!
……、ぁ、…は、はい。 えと、その…大丈夫、です。
[背後からの声に、振り返れば言葉を返して 相手を安心させるように淡い笑みを浮かべた。]
(+24) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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……う、わぁ。
[振り返る相手の綺麗なその面立ちに、思わず間抜けな声が漏れた]
こ、こほんっ。 あ、うん。大丈夫ならいいんだ。
気分悪い時にごめんね。それじゃ……。
[誤魔化すように咳払いを一つし、 居たたまれなさにくるりと踵を返そうと――]
(+25) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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[あげられた声の意味が解らず、きょとり目を瞬かせる。]
ご心配をお掛けして、すみません。
[座ったまま、浅く頭を下げる。 足に力を込めて、ゆっくりと立ち上がり]
ぁ、あの。 …、研修医の…、方ですか?
(+26) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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クラリッサは、ジョージが、足を動かそうとする時に声をかけた
2012/07/20(Fri) 11時頃
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[踵を返したところで声をかけられ、脚を止める]
そうだけど……。 それが、なにか?
[よほど頼りない雰囲気なのだろう。 初見で研修医だと見破られ、少し情けない顔で笑う]
(+27) 2012/07/20(Fri) 11時頃
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…、わたしここで看護婦をしてます…
[名前、と考えてもひとつしか思い浮かばず―― 少し、間をあけてから]
―――…、リサ と言います。
[そう、名乗りもう一度頭を下げた。]
わからないことがあったら、気軽に聞いてくださいね。
(+28) 2012/07/20(Fri) 11時半頃
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僕はタカヤナギって言います。 今日からここで働く研修医です。
[よろしくおねがいします、と頭を下げる]
え…とはい。 じゃあ、その時はお言葉に甘えますね。
[にこにこと、小動物的な笑顔を浮かべて笑う。
同じようなやり取りをどこかでしたような気がしたけれど、 それはリサという名前に上書きされてしまう]
えっと……それじゃ、そのお大事に。 無理しないようにね。
[既視感は既に忘却の彼方へ。 何か大切なものがあったような気がしたけれど、それすらもどこか遠くへ行ってしまったのだろう。 僕の存在は、薄く薄く。その向こうが見通せるほどに、ぼやけ始めた]
(+29) 2012/07/20(Fri) 11時半頃
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