152 【R18薔薇】名も無き孤島再戦
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― 何処か ―
[ 嗅いだことのある臭い。 見たことのある(気がする)無機質な壁、 ――― いつぞやと同じ状態の僕。
あの時と違うのは、全てを覚えていることだけ。]
い゛、っ………。
[ 起き上がれば、そこかしこから素直な悲鳴が上がって 僕の眉間には小さな皺が姿を現す。 夢の中で暖かかった左手は、今は白い包帯で覆われていて 確かめる事はできないけれど 姿の見えないあの人が、確かに居たことを噛みしめる。
ごつ、ごつ、ごつ。 足音が白い部屋に鳴り響く。 あの日、ヘリで見た顔に 僕は明らかに表情を曇らせた]
(*0) prin 2015/03/17(Tue) 00時半頃
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「 お前の望みを言え 」
[ 問われたのはたったそれだけ。 ああ、これが”オンシャ”なんだろうか と思うけども 醒めたばかりの頭は、なかなか状況を嚥下してくれない。
だから僕は、……そう。だからなんだ。 だから、]
サクラバと一緒に生きたい。
[ なんていう、彼の都合なんか全く考えない 歯に衣着せぬ事しか 言えなかったんだ。
”傍に” ――そう、彼は言ってくれは したけれど。 戻る場所も家も待つ人も居ない僕と違って 彼には彼の 居場所があるというのに。]
(*1) prin 2015/03/17(Tue) 00時半頃
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[ だから、白い部屋を出た後に (治療中な見た目はお互い様の)健常な姿で立つ彼が居た時は 信じられないような、うっかり死んでるんじゃないかとか そんな事を思いながら 近づく一歩を踏み出したんだ ]
さ、くらば………
[ 擦り傷程度しか負っていなかった右腕を 見慣れぬ衣服に身を包むその人に伸ばして。 指先が震えているのは、チェーンソーのせいじゃない。
白い指が彼の温度を拾い上げる頃 僕は性懲りもなく あの時のように あの場所へ 額を埋める。 此処で別れる事になっても、良いように。]
(*2) prin 2015/03/17(Tue) 00時半頃
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[ 頭の上から声がする。 名前を呼ばれたような気が。 見上げた人の その顔は なんだかとても困り顔で 僕は、嗚呼、と身を離す。
たぶん、僕が引き留めてしまったのだと 別れの挨拶に着てくれたのかと思ったから。
だから彼がその後に続けた言葉>>-292も 視線も 受け止めきることが できなくて 僕は暫く その場で呆然と立ち尽くしていた。]
―――――……。
[ 何にも言えない。音にならない。 まだ持ち上がらない左腕を庇いながらも 今の僕にできる一番のタックルを、 押しても引いてもびくともしなかったあの胸に繰り出して。
右腕が折れるかという程に抱きしめながら、 無言で何度も 何度も 何度も 首を 縦に振った。*]
(*3) prin 2015/03/17(Tue) 00時半頃
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[ お互いの怪我を治し、組で働き 寝食を共にして 日常に馴染んでいくまでの時間。
それらはそう短くはなかったはずだけれど 枕元に散った桜を見れば、 その時間も一晩の夢の如き心地すらしてくる。
今も鮮烈に追憶の扉を叩くのは、あの殺し合いの日々。]
(*4) sane 2015/03/17(Tue) 04時頃
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[ 向けられた背を いつかのように両腕で抱えて
瑠璃に染まってしまえとばかりに 若草を絡ませる。
移ろいやすい、花色の帯に 自分ごと縛ってしまいたくて
回した腕が、彼の脇腹に食い込む程に 白く浮くほど握った指が、藍色の結城紬を歪める程に
――― 離れ難い。 ]
(*5) prin 2015/03/18(Wed) 11時半頃
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