86 忘却の海
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あんた、こっちの言葉、通じる?
[其れは、正統な隣国の言葉に比べると、聊か“行儀の悪い“言葉使いだったか。]
語彙が足りねぇから、こっちで話させてくれると嬉しいんだが、 ……無理か?
[伺う様に、女店主の方を見る。]
(*0) kirisame1224 2013/06/23(Sun) 16時半頃
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多分、王族の由縁の人間だと、思う。 多分というか、……ほぼ、そうなんだろう、と
[昨日渡された絵本。 王族の出てきたシーン>>3:+8に、デフォルメはされていたものの、はっきりと刻まれていた特徴のある紋章。
そして、この身に刻まれた刺青。 紋章の周囲を取り囲む文字は、己の名と、“両親”たる存在の名を記した、古代文字。
それは、自分がその地位から逃れられないというように、束縛するように。]
……何でそんな人間が、刀傷受けて、頭打って、海に漂ってんのっつー話しだろうけど。
けど、……多分、のうのうと此処で暮らして良い人間じゃない。 帰らないと、いけない。
(*1) kirisame1224 2013/06/23(Sun) 22時半頃
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……ただ、……本当に俺はヘクトルなのか、って。 腕環は偶然で、……本当は違う人間じゃねぇのかって。
そう思うと、……まだここに居ていいんじゃねーかって、 錯覚、してしまいそうで、
[嗚呼、駄目だ。 言葉を変えた所で、何一つとしてまとまらない。
右の掌で、顔を覆う。 細い溜息の後、少しだけ、笑った。]
……本当はどうしなきゃいけねーのか、わかってんだよ、俺。 ……俺は、
[帰らないといけない、と。 そう告げようとした時に、扉は開いた>>25か。]
(*2) kirisame1224 2013/06/23(Sun) 22時半頃
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[生きたかった。 生きたいと、願っていた。
確かに、あの瞬間、死にたくないと思った。
けれど、此処は生きる場所じゃない。 生きていていい、場所じゃない。
逃げられる、筈がない。]
(*3) kirisame1224 2013/06/23(Sun) 23時半頃
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…………、嫌だ、
[帰りたくなかった。 ここに居たかった。 この小さく、平和な村に、いたかった。
けれど自分は、この村の平和を脅かす存在だ。 言い逃れができないくらいに、その証拠は揃っている。]
嫌だ、………
[自分の死を願う人間がいるあの国に。 自分の死を望む人間がいるあの国に、帰りたく無い。 死ぬために、あの地に、帰りたくない。 救ってくれたこの村の人間の思いを、無駄にしたくない。
────けれど、それでは、駄目なのだ。]
[落ちた涙は、一筋だけ。 後はただ、唇を噛んで、堪えた。]
(*4) kirisame1224 2013/06/24(Mon) 09時頃
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………ありがとう、
[隣国の言葉で告げたそれは、途中で途切れた会話>>-369の続き。 矢張り、わかりやすく声は震えていただろうが。]
……死にに、戻ろうと思う。 あの国じゃぁ、確かに、俺の生を望んでいる人間は少ないだろうけれど。
それでも、アンタらがそう言ってくれるだけで、俺は、
………俺、は、
[堪えていたそれが、結界しそうになるのを押し留めて。 また、頭を下げて、二階へと上がって行く。]
(*5) kirisame1224 2013/06/24(Mon) 09時半頃
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……自分の生き方すら、簡単に決めさせてくれないなんて、
俺は、……何か、したのかね、
[それは、極小さな声で、呟かれた。 自問しても、何も答えられない。 他問したとて、答えは返ってこないだろう。]
(*6) kirisame1224 2013/06/26(Wed) 00時頃
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