25 仮面舞踏会
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セシル! 今日がお前の命日だ!
2011/02/14(Mon) 01時頃
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[ディーノ・ディンディアが所持した白い仮面は表情を持たない。 顔に張り付いた、ただ眼だけが刳り貫かれた其れ。
踊れ。 殺せ。
そう告げていたのは 『アイリス』の 『シリィ』の仮面か 自分のものか判らない。 判らない侭でかまわないと思っていた]
[白いマントを身につけ 白いスーツを着込む。 バルコニーからバルコニーへ。シャンデリアの上から踊り場へ。 隠し通路を通り、倒錯的な隠し部屋へ。
今宵も呪いの仮面は空を泳ぐようにカーテンの向こう。 亡霊の息遣いを聞いている。]
(*0) 2011/02/14(Mon) 10時半頃
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[それを目にした瞬間から、愛しい恋人を前にしているかのように胸が高鳴り、喉が重く塞がれていた。 白手袋の指を這わせ、仮面を床から取り上げる。唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた。 それを持ち上げ、ぞくぞくと背筋を走る快感と期待に打ち震えながら、自らの顔に押し当てた。]
(*1) 2011/02/14(Mon) 16時頃
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[頭に飛び込んでくるのは、無数の死霊の怨嗟の声。 男もいれば女もいる。老人もいれば、年端も行かぬ子供のそれも。 そのいずれもが己が死を何故にと問い、生者を恨み、報復を望んでいる。 そして、殺戮を促す呪いの声。
『踊れ』 『殺せ』
目の前が真っ赤に染まり、どくどくと頭蓋で血管が脈打つ。 奔流の如き赫の一色に押し流され、彼は叫びの形に大きく口を開けた。
――が、]
(*2) 2011/02/14(Mon) 16時頃
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――ああ、私は自由だ。
[己を戒める枷から解き放たれた歓喜に、目を細めながら恍惚と呟いた。]
(*3) 2011/02/14(Mon) 16時頃
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もう私は、誰からも、何からも縛られなくていいのだ!
[解放をうたう、心からの笑み。心からの悦び。 嗤いの形に唇を開き、解き放たれた獣は吼える。]
これで私は、父を、あの女を、あの子を、小紅を、フィリップを、ガティネを、バーナバスを、エインズワースを、アイリスを憎むことができる。
(*4) 2011/02/14(Mon) 16時頃
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私の秘密も知りもせず軽々しく恋を語る女どもも、 男と思い込んで口説いてきた男どもも、 私の秘密に気づいて犯そうとした愚か者も、 私に女の服を送りつけ、嘲笑ったヴェスパタインも、 命をかけた忠誠を捧げるに値しない愚かな王もユリシーズも、
そして、私にこれを譲ってくれたシリィ、 私の秘めた怒りを引き出したお前もだ!
[彼は周りを取り囲む死霊たちに嘲笑を放った。]
お前たち死者の恨みなど、何の意味があろうか! 私の怒り、私の絶望、私の憎悪の激しさを知るがいい!!
(*5) 2011/02/14(Mon) 16時半頃
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[歓喜の咆哮を一頻り済ませ、開放の陶酔が落ち着くと、彼は白い仮面を外した。 嗤いの形に歪んだ顔は変わらず、仮面を再び床に落とす。 弧を描く紅い唇が作る、凄艶な微笑。]
(*6) 2011/02/14(Mon) 16時半頃
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[たとえ仮面の主が呪いを忌避して捨て去り、或いは打ち壊そうと、呪われた者が生きている限り、仮面は再び所有者の元に姿を現す。 でなければ、仮面は主を変え、所有者を殺して次の者に呪いを移す。 仮面を真に破壊できるとすれば、それは呪いを移さずに持ち主を殺したその瞬間にしかあり得ない。
セシルは、仮面がいずれ主である自分の手元に戻ってくることを確信して、一旦これを砕いた。 それが、更なる殺戮には必要であったから。]
(*7) 2011/02/14(Mon) 16時半頃
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[断末魔の悲鳴が脳髄を引き裂いた。 それは彼女の悲鳴か 仮面の悲鳴かは判らない。 続いたのは、まるで咆哮。
夜半の事だったか。 それは聞こえた気がしただけかもしれない。 それは頭の奥に響いたのかもしれない。
だが仮面の白の向こうからのものだと思えば 声を追い 意識は揺らぎ甘い香りの中、 ――亡霊の声を聞く。]
(*8) 2011/02/14(Mon) 17時半頃
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[――明け方、彼は…彼女は夢を見た。
隠し通路の闇の中を疾駆する己の足音。 背に短剣を突き立てられた男。 それを抜き取る時の、えも言われぬ感触と濡れた水音。 吹き抜けから下のホールを見下ろすと、ゆっくりと落下していくシャンデリア。 砕け散るクリスタル。 無数のガラスの破片が月明かりに煌き、その下から鮮赤が染み出して広がる。
それは夢かも知れないし、そうでないのかも知れない。]
(*9) 2011/02/14(Mon) 18時半頃
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[内に潜む仮面を、熱く感じた。 まるで対たる其れの主の怒りを伝えるように。
男はそっと、胸元を抑えた。]
(*10) 2011/02/14(Mon) 21時半頃
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[滾る憤怒を浴びて、懐の仮面の欠片が歓喜に震える。 それを胸に感じ――と、同質の何かの存在をほど近くに感じる。]
(*11) 2011/02/14(Mon) 22時半頃
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[仮面は共鳴するかのように、男の存在を対へと伝える。 想いを。殺意を。呪いを。記憶を。無念を。
渦巻くどす黒い呪い。 獣の息遣いが今でも耳元で聞こえる。 男が金糸を振るのは、まるでそれを振り払おうとするかのようで]
…アイリスは、シリィは――死んだ。
[ヨーランダに告げる言葉の裏 胸裏でも言葉を、紡いだ。 もうひとつの仮面に言って聞かせるように。]
(*12) 2011/02/14(Mon) 22時半頃
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[仮面を通じ、綿々と連なる死者の記憶がセシルの中に流れ込んでくる。 殺意の連鎖、全てを巻き込む呪いの大渦。]
――ああ。 そうか、こ れは、対の
(*13) 2011/02/14(Mon) 22時半頃
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[声が聞こえた気がして胸元を抑えた。 アイリスの仮面は渡ったのだろうと。 そしてそうならば、彼女を殺したという彼にだろうと 予測はしていたのだけれど。 眉を寄せて皺を深めた。]
…呪いたる道で交わるとは思いませんでした。
[彼が今まさに剣突きつける場。 緊張含む掠れた声らしきものを紡いだ。]
(*14) 2011/02/14(Mon) 22時半頃
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私も 疑ってはいたがよもや、と
あの手紙を見た時にやっと、あなたかと疑ったくらいだ。
[警告の手紙に、アイリスを名指して返信を返してきた時に漸くと、獣は牙を剥いて嗤う。]
(*15) 2011/02/14(Mon) 22時半頃
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嗚呼、あれでバレてしまいましたか。 軽率でしたね。 「探偵」ぶりは板についておりましたでしょう?
[とはいえ、コーネリアがヴェスパタインを殺した、と聞いた時から疑問が疑問を呼び、半分以上は本気であったわけだが。]
(*16) 2011/02/14(Mon) 23時頃
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協力する気はないのか? ディーノ。
[揶揄するように]
(*17) 2011/02/14(Mon) 23時頃
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無い筈が無いでしょう? もう呪いに犯されている私が受け取っても、 貴方から何処かに移る事はありますまい。
[悪戯めいた表情が、迎える。]
(*18) 2011/02/14(Mon) 23時頃
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[耳鳴りのような音がする。 仮面を処分する、その男の動きに呼応するかのように。 差し出した手の片方で、胸元を強く抑えた。]
(*19) 2011/02/14(Mon) 23時頃
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フィリップ。
お前を信じられる訳が無いだろう。 私の秘密を知っているお前を。
[わずか触れ合った手を通じ、仮面からセシルの思考が洩れる。 どす黒い不信、幸福な家庭に育ったことへの羨望。 何より、疑問なく男でいられることへの。]
(*20) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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[秘密、という言葉が流れ込んできても触れる事はしない。必要以上に踏み込まない。 ただ、彼の怒りが、憤怒が炎のように感じられて熱く、 触れた手が一度だけ、竦んだ。]
…彼が、憎いですか?
[想う言の葉は、男のものか 仮面のものか 酷く低い其れが響き返った。]
(*21) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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…………憎い。
[幾分か間を置いて、いらえを返す。 好きだからこそ、近しいからこそ、憎いと感じることもある。 己にとって、フィリップとはそういう、もっとも大事な友だった。]
(*22) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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[言葉にしてしまうと、沸き立つ怒りは抑え切れない。 白く冴えた貌の下、恐ろしく澄み切った心に、明確な殺意が形作られていく。 仮面のそれも死霊のそれも、セシルの溶け合い混じり合って、もはや区別は出来ぬ。]
(*23) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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[流れ込む。憎しみ。怒り。呪い。――殺意。 彼の、明確な其れが、ディーノ・ディンディアの内をも浸食する。 其れは手にもった「彼の」仮面のせいかもしれない。 ただ近くに居る、そのせいかもしれない。]
(*24) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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ああ、フィリップを、
ぐちゃぐちゃに辱めて、絶望の涙を浮かべさせたい。 ばらばらに引き裂いて、屍の上でお前を殺したのは私だと、嘲笑いながら踏みにじりたい。
(*25) 2011/02/14(Mon) 23時半頃
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そうすると、良いです。 貴方の想う侭に、私も添いましょう。
[踊れと 殺せと告げる仮面。 激しい憤怒の焔にチリと焦がされ、男は対たる仮面の主へと、煽り、頷き。]
(*26) 2011/02/15(Tue) 00時頃
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おまえは、彼が憎く な いの か?
[誘うように嗤う。 仮面に繋がるディーノの内側を探り、僅かな疑惑や嫉妬でも煽り立てようと、記憶の喚起を呼び掛ける。]
(*27) 2011/02/15(Tue) 00時頃
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[ 踊れ。
殺せ。
]
(*28) 2011/02/15(Tue) 00時頃
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