220 ナラティブの木
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イスルギ！ 今日がお前の命日だ！
chikatarow 2017/07/16(Sun) 00時頃
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[落し物、と申告されなければゴミと間違われそうな紙切れ>>5:-36を受け取り、裏を表を返し眺めて、口端をあげる。]
はいよ、確かに。
[誰ともなく預けられた伝言、受け取る相手はまだベッドの中。
木陰で茫洋としていた時とは違う、すっきりしたようなココアくんことナギの表情をしげしげと眺め。]
今のあんた、イイ顔してるよ
[来た時と変わらない姿だからこそ解りやすいビフォーアフター。そのひとつである日に灼けた肌に、からかいが混じる声をかけた。]
(*0) chikatarow 2017/07/17(Mon) 14時半頃
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はは。
いってらっしゃい？
[結局、"ただいま"の声と共にやってきた客が再来なのかどうか尋ねもしなかった。予約台帳を振り返ればわかることだからだ。
ここではないどこかへ帰る癖に、まるでここがスタート地点のように別れを告げる男に>>16手を振る。]
(*1) chikatarow 2017/07/17(Mon) 15時頃
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……お前、算数できないの。
[31日分まとめてとなればそれなりの額になるし計算も複雑になるから、10日毎に清算を行っていた。最後、渡された金の多さに思わずそんな悪態が飛び出る、くらいに彼はすっかりこのゲストハウス馴染んでいた。
前払いとまで言われては、もみあげを指で引っ掻くことしかできない。いつ、と限定されない約束は苦手なのに。
また、美味いしょうがシロップ漬けておくとか。
次はカクテル作らせてやるとか。
燻製やかき氷、旨かったなとか。
やっべー食いもんの話しかねえなって、脳内で様々駆け巡る短い夏の日々に苦笑いする間に、颯爽と見飽きた背中が扉を開く。]
またのお越しを。待ってるよ。
[結局口にしたのは、いつもと変わらない一言だけ。]
(*2) chikatarow 2017/07/17(Mon) 23時頃
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