88 めざせリア充村3
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― 外へと続く扉の前 ―
「ポプラおーいで」
[ロリコン、と笑う声に続けて呼ばれて>>1:*33、 近寄れば細い腕で抱き上げられた。]
「あいかわらず軽いんだから。やになっちゃう」
[羨ましいわ、と笑いながら抱きしめられて、 今度はこちらが額にキスを落とされた。
下ろされる間際、もう一度こちらからぎゅっと抱きしめると、 白い肌に頬を摺り寄せた。]
(*0) 2013/06/25(Tue) 00時半頃
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[内側の扉が開き、閉まって。 厚い扉の向こう側で、ポプラの眼だけがヨーランダを見送る。]
『 ……―― Signal 』
[チチ、と電子音が鳴る。 この時の音が、とても―― 重い。]
『 ………Green 』
(*1) 2013/06/25(Tue) 00時半頃
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「バイバイ」
[外から差し込む光を浴びながら、 ヨーランダがカメラを向いて別れを告げる。 最後に残してくれた表情は、笑顔。]
………。
[扉が閉まる音の後、頭上で聞こえた声>>1*35。
いつだって、この時が一番辛い。 家から家族がいなくなる。
慕ってくれる彼らにここを家だと言っていても、
帰っておいで、とは言えない。 ここを帰る場所にしてあげることはできない。]
(*2) 2013/06/25(Tue) 00時半頃
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『間もなく実験の準備を開始する。』
[上からの通知に眼を伏せる。 これから始まるのは、長い長い、人体実験。 どれだけミナカタが反対しても止められなかった。 ……最初から意見など聞き入れられるはずがなかったのだが。
基盤となる「世界」を作るために、 一足先に制御室へと向かう指令がポプラへと下る。 実験の基準となる「数値」はミナカタの手の中に。]
(*3) 2013/06/25(Tue) 19時半頃
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[ポプラが動きを止めた。>>116 翠が瞬く様子に、何か感知したのかと思う。 それが実験開始の合図だとは知らずに。 己の集めていたテストの結果が 一つの基準になるとは、知らずに。
何カ月か前に言われたその実験内容は 技術も費用もかなりのものが必要で。 それ以上に、何より過酷で場合によっては壊れてしまうと 何度も何度もレポートを提出して そこまでする必要はないと何度も何度も……
それなのに。]
(*4) 2013/06/25(Tue) 22時頃
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[近日中に始まる実験。 それは彼らの心を苛むだろう。
自分はなんと声をかければいいのか。 ――何もできなかったのに。]
(*5) 2013/06/25(Tue) 22時半頃
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[彼らの返答をまとめたレポートは 今日中にでも提出することになっている。 深く考えて数字を選んだ者はほとんどいないだろうけど これが果たして何の役に立つのだろうと 少し疑問に思いながら。
数字は――
98 チアキ 66 オスカー 58 ソフィア 57 志乃 50 モニカ 48 ナユタ 43 ヤニク 26 ライジ 16 リッキィ 01 ケイト
となっていた。]
(*6) 2013/06/25(Tue) 22時半頃
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[ミナカタは、実験がいつ始まるか知らない。 何度も止めようとしたから。 だから上からは通知は、実験の開始に必要な自分にのみ届く。
それをミナカタに教えることもできたけれど――しなかった。 止められないのなら、どうせ同じ後悔をするのなら。 その期間は短い方がいい。
いつだって自分だけが泥を被ろうとするミナカタへの意趣返し。]
(*7) 2013/06/25(Tue) 23時頃
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[ミナカタから送られてたのであろうデータ>>*6も、 通知には添付されていた。
これで実験に必要なものはそろった。 あとは、自分が動くだけ。]
(*8) 2013/06/25(Tue) 23時頃
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[地下へと向かう足取りは重く。 ミナカタが戻ってくる前に、準備を終えてしまおうと。
制御室に入れば、セキュリティをオートモードに変換する。 ここから先は、そこまで回す余力はなくなる。
何本ものコードを擬体につないで意識を傾ければ、 眼から明るさが消えた。 ここからしばらく、直接触れられたりしなければ気づかない。]
(*9) 2013/06/26(Wed) 00時頃
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――反対だ。ふざけるな!!
[何度も反対して、さすがに立ち消えたと思っていた。 手間も時間も、設備投資も必要な実験だったから。 それなのに実験開始の合図は無慈悲に鳴る。]
頼む……頼む、それだけは。 俺が中止を申し立てたことなんてほとんどないだろうが! 下手をすれば全員――
[寒い予感に唇が凍る。 もしかしたら全員、再起不能な傷を負うかもしれない。 もう、誰も笑顔を見せてくれなくなるかも――]
……頼む、それだけはやめてくれ……
[懇願は届かない。 ミナカタという一人の「元被験者」などの言葉より 彼らは実験の成果をずっと強く欲している。]
(*10) 2013/06/26(Wed) 23時頃
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[通信が途切れ、無力感に膝から崩れ落ちて。 ただ、悔しくて涙を零す。 何のためにずっとここに居たのだろう。 少しは何か出来ているのかと思っていたのに。
最後に画面の向こうから放たれた言葉が 正しすぎて、怒る気力などわいてこなかった。
――お前はその箱庭で自己満足してるただの被験体だ。
ああ、正しすぎて吐き気がする。]
(*11) 2013/06/26(Wed) 23時頃
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― チ ―― チチ、チチチ
[断続的な電子音は、だんだんと間隔が短くなっていく。 画面を流れる文字。いくつも表示される窓。 それらは折り重なって、ひとつの「世界」の輪郭を作る。
電源のプラグをはじめ、 擬体から伸びるチューブは電子板につながっていた。 回線を通して各々のカプセル、 そこで眠る意識の中へと、見えない手を伸ばす。
開かれたままの翠に光は灯らず、 意識の全てはコードの向こう側へ。]
(*12) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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[酷い実験だと思う。 もしかしたら、もう二度と笑顔を見られなくなるかもしれない。]
……ごめん…ね…。
[その謝罪は誰へ対するものか。
そして人の命を弄ぶ実験の開始を告げる、音が。]
(*13) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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[通知音に、顔をあげる。 足早に、誰もいない廊下を駆け抜ける。
――昨日まであった、仮初めの幸せは、 もう、ない。]
(*14) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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『 Experimentation Start―― 』
(*15) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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