57 吸血鬼の決闘代理人
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− 藤屋敷 −
[分身が明之を案内したのは屋敷の奥の八角形の部屋。 もっとも、厚い緞帳や薄紗のカーテンに幾重にも覆われて、部屋の元の形はわからぬ。
部屋には燭台の他にこれといった調度はなく、ウィステリア卿もまた立ったまま明之を出迎えた。]
若い君に対しては、 初めから、こうするべきだったのかもしれないな?
(*0) 2012/08/22(Wed) 18時半頃
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おまえはわたしの宴に出席すべきところを辞退した。 それがどれだけの確執を生んだかわかっていような?
こうして償いと依願の機会を設けてやったのは、格別のはからいだ。
(*1) 2012/08/22(Wed) 19時頃
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[淡い燭台の明かりに照らされて、 藤屋敷は外よりもなお重く甘い気配に満ちていた。
分身に案内されるままに館を進み、 本人の前へ達すれば、簡単な所作で礼を示す。]
こう、とは、 このような形で私をここへ連れてくることでしょうか。
[口調こそ目上への礼儀を保っていたが、 不快の意は言葉の端に滲む。]
(*2) 2012/08/22(Wed) 19時半頃
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宴辞退の件は、書状を差し上げてご説明したはず。 ご理解いただけるものと思っておりました。
謝罪であれば致しましょう。 ですが、償いとは、いったい何を指しておられるのか。
[償いを行うつもりなどない、と視線が語る。]
(*3) 2012/08/22(Wed) 19時半頃
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[前に立つ明之の姿は、屋敷を満たす帳の中では果敢なささえ感じさせた。 丁重な口ぶりの裏にある自負は決闘代理人たちのそれを思い出させるも、ここが自分の巣であることを思えば、むしろ余裕となって心をくすぐる。]
そう、 宴の時にこうして案内すれば、決闘を設ける必要もなかったものを な。
(*4) 2012/08/22(Wed) 19時半頃
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断わりの書状か。 確かにおまえは書状を寄越したが、 遅かったのだよ。 わたしはもう客人に周知しており、その末のおまえの欠席は彼らの期待を空回りさせることになってしまった。
あの一件で、おまえは都中の貴族を敵に回したようなものだ。
(*5) 2012/08/22(Wed) 20時頃
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今また、わたしの不興を買って、敵を増やすことを望むか?
(*6) 2012/08/22(Wed) 20時頃
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云っておくが、言葉だけの謝罪などわたしには不要だ。
互いの得になるよう折り合いをつけようではないか。
[おまえの出方次第だ、と青白い指先が明之の輪郭へと差し伸べられる。]
(*7) 2012/08/22(Wed) 20時頃
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………。
[都中の貴族を敵に回した。 それは、あなたの不手際が原因だろう、と 口にはせずとも視線に滲む。]
(*8) 2012/08/22(Wed) 21時頃
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あなたに敵対する意志などありません。
ですが、あなたから申し入れられた決闘の一件、 私とあなたが既に対立していると思うものも多くありましょう。
[仕掛けてきたのはそちらだと言うがごとく。]
(*9) 2012/08/22(Wed) 21時頃
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私とて、ことを荒立てる意志はない。
いずれ形を整えて、あなたに謝罪の使者を送りましょう。 あなたが招待していた他の方々にも、同様に。
今宵は、なんの用意もありませんゆえ、 これ以上のお時間を取らせるわけにもまいりません。 失礼させていただきます。
[さっと一礼して、礼法に則りゆっくりと後退る。]
(*10) 2012/08/22(Wed) 21時頃
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[明之の言葉に出さない感情は率直で、自分がそれだけ明之の気持ちに影響を与えていることにむしろ悦を覚える。]
我々が対立していると? そう見る者も多かろうな。 それはそれで結構だ。
だが、別の見方もある。 今度の決闘は、我々の行き違いに決着をつけるものではない。 わたしとおまえが宴で与えるはずだった享楽の代償なのだよ。 最高の決闘代理人による闘いは、見る者の命の灯をかきたて、血を沸き立たせる。 お歴々はそれを楽しみ、都を支配する評議会はまた滞りなく動き始める。
(*11) 2012/08/22(Wed) 21時半頃
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これは我々の共同演出なのだ。
おまえにその意図がなかったとしても、おまえはわたしの引いた図面に則って決闘代理人をひとり、死合いの場に捧げた。
もはや、おまえはわたしの共犯者と知るがいい。
(*12) 2012/08/22(Wed) 21時半頃
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[部屋を辞そうとする明之へ宣言し、その肌へ触れ得なかった手を横へと振るう。]
ここはわたしの館。
もてなしの──あるいは 躾 のひとつもせずに帰すわけにはいかぬよ。
[その声とともに、部屋の空気が変わった。*]
(*13) 2012/08/22(Wed) 21時半頃
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宴での享楽―――
[その言葉に不穏なものを感じ目を細くする。
この街の闇は、とうてい見通せぬほどに深い。 決闘代理人の血で洗われた澱は、どこへ流れゆくのか。 どれほどの念を、欲を呑み込んでいるのか。]
(*14) 2012/08/22(Wed) 22時頃
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あなたの言葉に真があるとして、 私がその図面に乗り続けるいわれはないでしょう。
私はこの街で誰と対立することも 或いは誰と手を組むことも望まな―――
[拒絶を示して下がろうとするところへ、 藤の君の手が震われた。 異質なものが降りてくる感覚に、小さく息を詰める*]
(*15) 2012/08/22(Wed) 22時頃
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強い瞳だ。
だが、感じやすくもある。
[蔦に捕われ動けぬ明之の顎を掴んで仰のかせ、抗う唇を噛み、滴る蜜を血とともに喉の奥へと注ぎ込んだ。
そのまま首筋へと舌を這わせ、波うつ蔦の助けをかりて襟をはだけてゆく。]
(*16) 2012/08/22(Wed) 22時半頃
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