102 【参加者募集】勇者は異世界からやってくる
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[ それが……、 ]
[ 魔王の興を得られれば、それでいい。 そして、興をそぐ物ならば……、 それもまたそれで、いい。 ]
[ ぺろり、と唇を舐める。 斧は馬と共に従者に預けた。 だから、素手でになるだろう。 マドカの細い首を、見上げる。 ]
(*0) 2013/11/19(Tue) 01時頃
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人間と共存の妥協点など、わたしが、どれだけ……
[苦々しく呟かれた言葉はマドカには届かない]
(*1) 2013/11/19(Tue) 01時頃
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[己の咆哮に怯えず、しっかりと言葉を紡ぐマドカを見、息を、吐く]
……なるほど、異世界からの召喚者とはよく言ったものだ わたしにひるまず、それでも諦めようとしないのは、なるほど面白い
[く、と口元だけで笑う。表情は硬いまま]
(*2) 2013/11/19(Tue) 01時半頃
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[ 魔王の考えていること>>*1へ、想いを馳せる。 魔物は、けして悪意の生き物ではないことを、 魔王軍に下って初めて知った。 ]
[ 彼らはただ、人間とは「違う」だけ。 自然災害に悪意がないように。 ただ、人間よりはるかに巨大なだけ。 ]
[ そして、人間は「違う」ものを受け入れず、 排除し、壊し、支配して発展してきた。 ]
[ それだけの不幸な、違い。 ]
(*3) 2013/11/19(Tue) 01時半頃
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回想:鷲の魔物
[ある深い森の中。 静かに流れる荘厳な空気の中。 鷲の魔物である女は、その森に棲む鳥たちの主として暮らしていた。
周りの人間の住む森の外と確立され、森には森の時間が流れていた。 小鳥は囀ずり、羽ばたき、毛繕いをし、みな思い思いの時間を過ごしていた。 時には地上の動物に食べられるモノもいたが、それは自然の理。 弱肉強食のこの世界では仕方なきこと。 理に沿い、摂理の通りの出来事。 それ故にその死を哀しむことはしたが、嘆くことはなかった。 たまに人間が入ってきては木を斬り倒すが、それは森を維持するには必要なこと。 たまに光が入るようにしてもらわねば、森はいきていけない。 故に人間が入って来ることを森は拒まなかったし、女も気にしなかった。
――ある日までは]
(*4) 2013/11/19(Tue) 02時半頃
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[その日、人間はいつもより多く入ってきた。 いつもより妙に人数が多い。不思議に思った]
一体、何が始まるの?
[そう思って様子を見ていると、人間たちは次々に木を斬り倒し始めた。 いつもより多く、そんなに必要なの?と思えるぐらいに。 鳥たちは次々に住み処を奪われ、困り果てた]
ヤメテヤメテ ボクタチノ住処ヲ壊サナイデ
[鳥たちはそう嘆くも、人間には聞こえない。 やがて満足したのか、人間たちは斬り倒した木を運び、森から出ていった]
(*5) 2013/11/19(Tue) 02時半頃
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[それからというもの、人間たちは毎日のように森に来ては木を斬り倒していった。 何回か力を使って抵抗を試みたが、人間はしぶとく、懲りずにやって来ては斬り倒していく。 後に、その森の木は非常に木材としての価値が高く、高値で売買されていたということを知った]
モウヤメテ コレ以上ハ森ガナクナル
[鳥たちも抵抗しようとしたが、人間の武器である弓矢の餌食になるだけだった。 森の誰も、人間に抵抗することはできなかった]
[そしてあの日がやってきた]
(*6) 2013/11/19(Tue) 02時半頃
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[もう殆ど木がなくなり、動物たちもいなくなってしまったあの日、人間はある暴挙に出た。
森を燃やしたのだ。
木がなくなり、利用価値がないと知った人間は、ならせめて燃やして畑の肥やしにしようと燃やしたのだ]
ぁ……
[最後に残っていた動物たちは慌てて逃げ出した。 途中火にまかれ火傷をしたモノ。倒れてきた木に押し潰されたモノ。そのまま焼かれてしまったモノ。 それまで自然の理で消えていた命たちが、様々な同じ理由で失われた。
人間の都合という理由だけで失われた]
ぁ……いや……いやぁぁあああああああああ!!!!!!!
[女はその惨状を見て、ただただ嘆き叫ぶしかできなかった。 だが、叫んでも状態は変わらず、森は火の海と化すだけだった]
(*7) 2013/11/19(Tue) 02時半頃
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[やがて数日経った。 そこには今までの森はなく、ただ灰が風に舞うだけの焼け野原があるだけだった。 そこに住んでいた動物たちの消息は不明。 残ったのは自分と一緒に逃げた数羽の鳥たちだけ。
彼女は泣いた。 何も出来なかった自分に。
彼女は恨んだ。 住み処を奪った人間を]
必ず……必ずこの借りは返してやる……っ!!
[その強い思いだけを持ち、魔物の中でも一番力のあるお方へ会いに。 そのお方なら、自分のこの思いを受け入れてくれると信じて……]
―回想終了―
(*8) 2013/11/19(Tue) 02時半頃
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[ だが、マドカが魔王を「シメオン」と呼ぶのを拒否したときは、 やや動揺した。 ]
……。
[ 不安少しと独占欲少し。 デカい成りをしている癖に、主人を取られまいとする犬のごとき風情で、 魔王が何と答えるかを気にした。 ]
(*9) 2013/11/19(Tue) 17時半頃
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[さて、一度今までに得た情報を整理しよう。
王宮には勇者がいる。 名前は不明。何に優れているかも不明。 ……いや、弓矢を持っていたか? 実際、射ったところを見てはいないため、どのくらいの腕かはわからない。
その他王宮には王女、セシルと呼ばれた白いローブを纏った術者の小僧。 それに沐浴をしていた術者の女もいたな。 国境へ向かっいてるらしい馬の上には剣術部隊らしい男と、回復系術者の女。 確認した人間はそれぐらいか。 恐らく厩に使い魔を放ったのは小僧の方の術者だろう。 二人の女術者より魔力が強かった。
勇者に付き添うのと王女が命じたのは3人。 命じた相手「セシル」。 それに「ケマル」と「マーゴ」。 セシルはもういい。問題は「ケマル」と「マーゴ」だ。 この二人を調査せねば]
(*10) 2013/11/19(Tue) 19時頃
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[>>134そう、言うと思ったのだ。分かっている。 そして己も前線に出るからには、連れてゆくと言うに決まっている]
──わたしについてこい
[目を細めて、くり返す]
(*11) 2013/11/20(Wed) 00時頃
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喜んで。
[ その言葉どおりの表情で魔王を見上げ、 わずかな遅滞もなく、返答した。 ]
(*12) 2013/11/20(Wed) 00時半頃
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サイモンが土に還ったか 頭の悪い子ほどかわいいとはよく言ったものだ
──莫迦め
また、わたしの配下に産まれておいで。いつか
(*13) 2013/11/20(Wed) 00時半頃
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……。
[ 魔王の様子を黙って見つめる。 世界で最も恐ろしく、 世界で最も慈悲深い方。 ]
[ 自分もいつかこんなふうに、 この方に悼まれるならばいいな、と。 ]
(*14) 2013/11/20(Wed) 01時頃
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────……ヴェーラムド
[名を、呼んだ。言葉は続かなかった。 目を瞑る。朽ちる仲間。こうも己ひとりおめおめ生き長らえているようで、消滅に触れるたびに置いてゆかれたような気持ちになるのは]
お前は、わたしの傍に居ろ
[生きて帰っておいで。その言葉をまるで祈りのようにかけ続けるのは。 そうしてまた産まれておいでと願うのは。 ──救いを求め、居場所を求め、さ迷った末にこの腕の中に集まったものたちに、最期の瞬間まで、己は頂に立つものとして光を与え続けられただろうかと。傷付き苦しんだものたちに癒しを与えられただろうかと。 そんな。ささやかな──]
(*15) 2013/11/20(Wed) 01時頃
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承知致しました。>>*15 貴方に捧げたこの命尽きる、その最後の一瞬まで。
[ いつかのように、魔王の爪先に、口づけを。 ]
(*16) 2013/11/20(Wed) 01時半頃
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──赦す
[くちづけを受ける]
(*17) 2013/11/20(Wed) 01時半頃
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[ ふと。 ]
[ 鎧の首元に隠した燕が低く鳴いた。 あやすように指先で背を叩いてやる。 ]
どうした? ペラジー殿に何かあったのか?
[ そろそろ、魔王からの報告が、彼女に行ったころか。 魔王軍には、本来すべきである「自然を守る」ことではなく、 「人間に復讐する」ことそのものを目的としている者も数多い。 ペラジーが参戦する理由は詳しくはないが、もし後者ならば、報告を見てどう思うだろう……。 ]
(*18) 2013/11/20(Wed) 02時頃
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ノクティス
[勇者の元へ向かう途中の空路。 女は、かつて自分と同じ森に棲んでいた黒い鷲の名を呼ぶ。 呼ぶとすぐ近付いてくる鷲。 この鷲は自分の最後の友であり、家族であった]
これから勇者を殺しに行く。できるだけ力のある眷族を連れてきてくれ。
[そう頼む]
(*19) 2013/11/20(Wed) 02時頃
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[しかし、これから行く場所は戦場。 情報を集めるだけの、いつもとは違う空間。 それだけにやはり、大切なモノを連れて行くのは気が引けて]
……すまない。私の勝手な理由に付き合わせて……。
[嫌なら断っても構わない。そう伝え、俯く]
『何を言う』
[黒い鷲は呆れたような声を出す。人間だったらため息を吐いてそうだ]
『私と貴方の仲ではないか。今更何を断る。 貴方は決めたのだろう。自分の地を取り戻すと。共に逃げたあの日に。 その日私も言ったはずだ。貴方に最後まで付き合うと。 ここで貴方が戦うと言うのなら、それに付き合う。 そこで貴方が死ぬのなら、私もここで死ぬさ』
[黒い鷲は微笑むように目を細める]
(*20) 2013/11/20(Wed) 02時頃
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[その言葉に涙を流しそうになる。しかし、それを堪えて言い渡す]
いいや。お前は戦いに参加するな。
[刹那、黒い鷲はこちらを睨み付けるように見る]
『何故』
お前には頼みたいことがあるからだ。
[そう言うと丁度近くにあった木に留まり、人の形に戻る。 そうして黒い鷲に携えていた長剣を差し出す。 その長剣の鍔には魔王軍の紋章]
これは主より下賜されたもの。 私はこれより魔王陛下の軍より離れ、独立して勇者を討ちに行く。
[完全な命令違反。 だからこの剣は持ち主に返す。それが自分なりのけじめ]
(*21) 2013/11/20(Wed) 02時頃
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故にこれをシメオン様にお返しして欲しいのだ。 ……頼む。頼めるのはお前しかいないのだ。
[――長い沈黙。 どのくらい時間が流れたであろうか。ややあって、差し出していた手の上が軽くなった]
『わかった。必ずこの剣をお返しし、増援をこちらに向かわせよう』
[そう言うと魔王城の方へ飛びさって行った]
……ありがとう。そしてすまない。
[もう二度と会えないだろう家族に別れを告げる。 一筋の涙を流すと、再び鳥の姿に戻り、勇者の元へ向かう。 これでやり残すことはもうない。殺意のみを抱き、勇者の元へ向かう]
(*22) 2013/11/20(Wed) 02時頃
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[ つき従うのは、魔王の一部である存在のみ。 そこへ供に行くことを許されるのは、笑いだしそうな程誇らしい。 ]
全ては陛下の御為に。
(*23) 2013/11/20(Wed) 02時半頃
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[ ヴェラは、自分の首に身を寄せて沈黙する燕を撫でた。 ]
四ツ葉。 オレが知っておいた方がいいことがあるならば、教えてくれ。
……どうした?
[ 身を固くして、鳥は細かく震えている。 ]
ペラジー殿に、何かあったのか? ……オレと彼女は同盟を組んだ仲だ。その証がお前だ。 だから、お前は彼女の話をする義務がある。 違うか?
(*24) 2013/11/20(Wed) 12時頃
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……。
[ 風のうなりの中、四ツ葉のさえずり声に耳を澄ましてから、 ヴェラは黒馬ルーナセスに鞭をあて、魔王に並走した。 ]
陛下。 すでにお聞き及びでしたら、申し訳ございませんが。 ペラジー殿の鷲>>*22が、こちらへ向かっているとのことです。
[ 四ツ葉は、鷲が何を持っているかも話してくれたが、 そこまでを自分が語るのは、分を過ぎていると躊躇った。 ……貰ったものを返上する、という行為はいくつか解釈があるが。 それでも、その解釈をするのは、自分ではなく魔王だ。 ]
(*25) 2013/11/20(Wed) 12時頃
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[つと、並走してきた>>*25ヴェーラムドの報告を聴く。 目を瞑れば斥候に放ったカラスの一羽が黒鷲の姿を捉えた]
いや、ペラジーからの報告は受けていない ありがとう、下がってよい
(*26) 2013/11/20(Wed) 17時頃
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わたしの選択より、お前が選んだ路の方が お前の心を救うと信じているよ
……行っておいで
(*27) 2013/11/20(Wed) 17時頃
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──わたしは神ではない
地上のものから見れば神にも等しい存在に見えるだろうが、 万能ではないのだよ 迷いもするし、選択を誤ることもあるだろう ただの一縷の月光にすぎぬ
だが、わたしは信じている
わたしの元へ救いを求めてやってきたものたちを、 憎しみと哀しみで行き場のなくなったものたちを、 さいごには、掬えるのだと
その為に選ぶのであれば、 人間を殲滅させると選ぶことも、人間と共存を検討することも、 どちらもわたしには変わりないのだよ 魔族としての感情は追いつかない部分もあるが、 最終的に、この腕の中のものたちが掬われればそれでよい
[目的の為には手段は選ばない。己の憎悪を押し殺すことだって選ぼう]
(*28) 2013/11/20(Wed) 17時頃
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ただ、歯を食いしばりこの選択を受け入れてくれたものたちの為、 わたしは軍を離脱したものに、もう、手は差し伸べない
わたしの元を去るということ それはつまり、わたしの救済を必要としなくなるということ
だからわたしは、もし、目の前でお前が斃れることがあっても、 そこから救い出すことはしない ……お前が憎くなったからではないよ それだけは、誤解しないで欲しい
そう伝えてくれるか、ノクティス
(*29) 2013/11/20(Wed) 17時頃
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