60 Bar『Amber』
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/* おいでよ! どうぶtのm…… ごめん。
(-0) 2012/10/04(Thu) 02時頃
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/* はっ!
さんじとか。
(-1) 2012/10/04(Thu) 03時頃
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[外に出ようとするその背に、電話のベルが聞こえた。 内容が気にならないわけではなかったが、そのまま扉を閉めた。
狭い道の向かい側、ヘクターと向かい合うような位置で壁に凭れ、胸のポケットを探っていると、見知らぬ人が、こちらをちらりと見てから、店のドアをノックし、入っていった。
覗き込む仕草の後、扉が閉まれば、溜息をひとつ。]
(-2) 2012/10/04(Thu) 03時半頃
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……やれやれ。
[身成や行動から、警察の人間であろう事は、容易に想像がついた。
今日は、煙草はちゃんとポケットに入っていた。 一本咥え、火はつけず、来客が店を離れるのを静かに待つ。
金髪の男が、去り際、こちらに目礼した気もしたが、そんなもの返す義理もないといった風に、無視をした。]
(-3) 2012/10/04(Thu) 03時半頃
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なぁ……。
[金髪の男が、細い通りを抜け、曲がったであろうことを、足音だけで確認し。 そこでようやっと、重たげに口を開く。]
とりあえず、食って掛かったのは、悪かったって思ってるよ。 けどな。 飲み過ぎ心配すんのって、ンな、おかしなことなのか……?
[口端、咥えられた煙草には、まだ火はついていない**]
(-4) 2012/10/04(Thu) 04時頃
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……一本。
[表情は崩さぬまま、煙草を咥える様を見ていたが、ぼそりとそれだけ要求した。 自分のを吸えと言われそうだが、無言で腕の中の瓶を見せる様にして。]
……別に、そこを悪いって言ってるわけじゃねェけどさ。 もうガキじゃねーんだし、自分の事くらい自分で管理できるっての。
それなのに、心配だからとかなんとかいって、世話焼かれるのは、……良い気分は、しない。 そりゃ、俺の方が幾つか年下ってのは分かるけど、さァ。
[嘘ばかりだ、と、思う。
自分の管理なんて、する心算はなかった。 ここ数年で酒の量が一気に増えたことは、常連達にもわかっているだろう。]
(-5) 2012/10/04(Thu) 07時半頃
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[できるなら、夢か現かわからぬうちに命も身体も壊してしまいたい。 そう思っていないと言えば、嘘になる。
口に出したら殴られはするだろうな、なんて考えながら。]
……なんでまた、急に心配なんてしはじめたわけ。 今に始まったことじゃねェだろ。
[思い出したようにぽつりと、問う。]
(-6) 2012/10/04(Thu) 07時半頃
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この歳になって、上だ下だもねぇだろうよ。
………ほら。
[苦笑しつつ、煙草をもう一本取り出すと、向かいの壁から背を離し、くわえろという風に、ヘクターの口元まで運んでやる。]
火は?
[かちゃりと開かれたライターの蓋。 オイル特有のにおいがする、やさしいオレンジ色の炎が灯る。 けれど自分の煙草には、やはりまだ火をつけぬまま。]
(-7) 2012/10/04(Thu) 10時半頃
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[背中はそのまま、ヘクターの左隣の壁に預けられた。 顔は見ない。視線は向かいに貼られた、とうに公演の終わっているサーカスのポスターを、見るともなしに見ている。]
……急に、じゃねぇよ。
たぶん俺だけじゃなく、あいつらだって。
……代弁者気取るつもりはねぇけど……。 おまえがそのうち、身体壊しゃしねぇかって。 前々から、心配じゃあったんだよ。
[以前より、明らかに増えた酒量。 理由は察しがついている。 それが故に、行き着く先も見えそうで]
……気にはなっちゃいたんだよ。 ただな、言い出す機会がなかっただけで。
(-8) 2012/10/04(Thu) 11時頃
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/* ヘクター:松っちゃん(ただしシリアス) ホレーショー:メガネさん スティーブン:常連のサラリーマンたち ブローリン:ジンさん&スピリッツ クリストファー:マスター
こんなイメージ。
(-9) 2012/10/04(Thu) 12時半頃
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/* あ、嫁はクラリッサです。
(-10) 2012/10/04(Thu) 13時頃
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[差し出された煙草に顔を寄せ、フィルタを口で受け止める。 火を聞かれれば、無言で肯定し、煙草の先を火に寄せた。]
……もう、壊れかけてるし。 あとは、壊れるの待つだけだし。
結局、それが早いか、遅いか、だろ。
[ふ、と、煙を吐き出す。 左隣に立つ姿に、少しだけ顔を、右に傾けて。]
……それで、俺は、早いほうが嬉しい、ってだけ。
[静かに、瞳を閉じる。]
(-11) 2012/10/04(Thu) 13時頃
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だったら、俺と逆だ。
[ヘクターの顔が右に傾くと、少しばかりムッとした。 ムッとして、ポスターへ向けていた視線を剥がし、不機嫌な表情のままヘクターを見る。]
俺は、壊れんのは遅い方がいい。 つぅか。 壊れねんなら、そのほうが……
[言いながら思い出すのは、己の家庭。 いや、はたしてアレは、家庭と呼んでいいものか。 まったくの他人が、同じ敷地内で生活している、そんな感覚。 結婚当初は、自由で気楽でいいじゃないかと思っていたが、ここ数年は、はたして何のために一緒にいるのか、疑問に思うことも増えてきた。
だからある意味、こんなにまでも、いつまでも想い続けることのできる妻子を持ったヘクターを、羨ましく思うところもあるのだが。]
(-12) 2012/10/04(Thu) 14時頃
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[視線が此方に向くのを感じたが、瞳は開かれないまま。 不機嫌な表情までは見えなかったが、言葉尻から彼の不機嫌さは伝わるか。]
壊れないって思ってたって、どうせ壊れるんだよ。
[短い言葉の、けれど、はっきりとした断定の言葉。]
家族も、店も、全部、全部。
壊れるもんは、いずれ壊れる。 ……もう、これ以上は、御免なんだよ。
[これ以上、大切なものが壊れるものを見ていたくないと。 それならば、先に自分が壊れてしまおうと。
隣の男の思いも、考えも、何一つ理解しようとしないで。]
(-13) 2012/10/04(Thu) 14時半頃
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……ヤ、なんだよ。
見てて辛いんだよ、こっちも。
[瞳が閉ざされたことに気付くと、壁を離れ、正面に移動する。 目を閉じたままでは見えないが、向かい合うような位置に。]
勝手なこと言ってんなって思うだろ。 あぁ、そうだよ、勝手言ってる。
そんでも俺は、ここの店が……この店に来てる奴らが、どうかなるってのは厭なんだよ……! んで、だからっつって、何が出来るわけでもねぇのが厭なんだ。
………。
(-15) 2012/10/04(Thu) 14時半頃
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/* びっくりした!!
(-14) 2012/10/04(Thu) 14時半頃
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だから……あの地上げ屋が襲われたって聞いた時は、俺は本気で、ザマミロって思ったさ。
けど、だからつって、やっちゃ拙いこととそうでないことくらい、区別はつく。 だからもし…… あんま、考えたかねぇけど……
万が一にも、ここの店来てる誰かがやったってんなら……
……なんでそうなる前に止めらんなかったんだって、俺はきっと、後悔すんだ。
(-16) 2012/10/04(Thu) 15時頃
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だから何で! そうやって壊れる壊れるっていうんだよ!
[つい、頭に血が上った。 痛いほど強く、殴るような音を響かせ、凭れるヘクターを挟むようにして、壁に両拳を叩き付ける。
───店内にも、多少の怒鳴り声と鈍い音が響いたかもしれない。]
じゃぁなんだ、つまりお前は、さっさと壊れちまいたいってのか?! 違うだろ! つか、違うって言えよ!
(-17) 2012/10/04(Thu) 15時頃
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/* 北狼さん、好き勝手しすぎですが。 まぁあのその、北得なので。
つかですね、ヘクターそんなされたら、ちょっかい出したくなるってモンじゃないですかね!(べんべん
(-18) 2012/10/04(Thu) 15時半頃
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……壊れるのを、見たからだよ。
[響く声に、振動に、薄く瞳を開く。
思い出すのも忌まわしいとばかりに、ぐ、と眉間に皺を寄せて。]
壊れたいよ、とっとと壊れちまいたい。 俺だけ壊れかけで残されて、死にたいって言ったらあいつらの代わりに生きろとか勝手なこと言われて。
俺は壊れたい、これ以上何かが無くなるのを、見たくない。
[顔は逸らしたまま、それでも瞳だけがその顔をじっと見る。 薄く、嗤った。]
(-19) 2012/10/04(Thu) 16時頃
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……前の俺だったら、それこそ、壊させまいとなんでもしただろうよ。 けど、もう無理だ。……片腕じゃ、何もできやしない。
現に、煙草の一本すら普通に吸えてねェだろーが。
……だったら、生きてる意味って何よ?
[諦めのように、笑い声を零す。 笑う度に、口の端から煙が漏れる。]
(-20) 2012/10/04(Thu) 16時頃
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/* 今日一日かかるなこの作業って思ってたのがあっさり終わって楽な作業を当てられたので今日はロールが書けるっていう
(´・ω・`)
(-21) 2012/10/04(Thu) 16時半頃
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……知ってる。
[知らないはずがない。 眉間に寄せられる皺を見れば、自然と、こちらもまた皺が深くなる。]
けど、だったらお前が、誰よりもよく分かってんだろ。 大事なモンなくなったら、どんだけキツいのか、分かんだろ! それを何だ、俺らにも味わえって言いたいのか?!
[火を点けぬままだった煙草は、いつの間にか口から落ちていた。 しかしそんなもの、今はどうでもよかった。]
片腕じゃ何も出来ねって、何、勝手に決めつけてんだよ……。 そもそもお前、何かやったか……?
(-22) 2012/10/04(Thu) 17時頃
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/* 何もしてない!!(どーん
(-23) 2012/10/04(Thu) 17時頃
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そんでも。 どうしても、何も出来ねってんなら。 生きる意味がなきゃ、生きてられねってんなら……。
俺と酒飲むために、生きろよ。
酒飲んで、煙草吸って。 たまにどうでもいい話する。
[徐々に震えそうになる声。 抑えるように、壁に付いた拳を強く握りしめる。]
そんじゃダメ、なのかよ……。
(-24) 2012/10/04(Thu) 17時頃
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/* 咲かさないよ!
(-25) 2012/10/04(Thu) 17時頃
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………いいよ、誰もいねェとこで、勝手にくたばってるから。
[短くなった煙草を、口の端から落とす。 靴裏で踏み潰せば、瓶を片手に握ったまま、軽くその肩を小突いた。 零したのは、僅か、苦笑のような笑み。]
……けど、アンタも何れいなくなる。
[そうして、その肩を押すようにすれば、その身体を壁から引き剥がそうと試みる。 上手く壁とその掌とに隙間ができれば、そこに自分の身を捩じ込むようにして、その拘束から脱しようと。]
(-26) 2012/10/04(Thu) 18時頃
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良かねぇよ!!
……っあ。
[不意に小突かれた拍子に、左手が壁から離れる。]
そりゃ、年とりゃいずれそうなっかもだし、そうじゃなくても……なんだ、病気とか……色々あるかも、だけどな! そんなモン、言いだしたらキリねぇじゃねか!
そんな「いずれ」にばっか縛られて、「今」まで捨てちまおってのか? お前にとって、俺らは……この店は、その程度のモンなのか?
[拘束から逃げられれば、今度は腕を掴もうと右手を伸ばす。 だがそこに、掴むべき腕はなく、指は虚しく空を切る。]
なぁ、おい……。
[改めて、肩を掴まえようと、手を伸ばし直す。]
(-27) 2012/10/04(Thu) 18時半頃
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[背を向ける。歩き出す。 けれど、ふらつく足取りでは、簡単にその手に捉えられてしまうだろう。 足は止まる。けれど顔は背けたまま。]
その程度のモンだったら、こんなガキみてーにビクビク怯えてるか、っての。
怯えたくないから、酒飲んで、酔って、昔のこともこれからのことも、全部忘れて。 ……その結果くたばっちまっても、俺は後悔しねェ。
[静かに、自分にも言い聞かせるように。 酒瓶を握りこんだ右の手が、僅か震えて。]
……とっとと戻れよ、あんま遅いと、あいつら心配すんぞ。
(-28) 2012/10/04(Thu) 20時頃
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酔って、忘れて、って……
[肩を掴む指に力が籠もる。 それと同時、奥歯が軋んで声が震える。]
そんなんで、ンとに後悔ないわけ、 ね、だろっ!
……。
[「戻れよ」と言われると、暫し考え込むように黙りこくった後、軽く突き飛ばすようにして、ヘクターの肩を放し]
……た。
アッタマ、きたわ……。
(-29) 2012/10/04(Thu) 21時半頃
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