[……そして、長々と語りは続き……。]「——というわけで、現代に存在する「鎧龍王」と「銀鷹妃」は、 それを模したレプリカであるのだが。 あまりに再現度が高く、その実力の高さも確かなものだったのだ。 一昔前に見たのが最後、今はもう製造中止となってしまったらしい。 あの製造技術を持つ者は、今やこの世界のどこにもおらぬ——いや、 私は腕の良いバッジ職人を知っているが—— 彼は不治の病に罹り——」[……終わると見せかけて、いつまでも終わらないのであった。]
(#6) 2017/06/15(Thu) 22時半頃