人狼議事

219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA


天のお告げ (村建て人)

[初老の紳士、浄玻璃公園の片隅にて。
>>26若者に話しかけられることがあれば、嬉々として語る。]

「対の王……。ふっ、それを求める者かな?
 それならば私の同志だ。聞かせてあげよう、その伝説を。
 あの輝きを手にすることは、もはや無いのかもしれぬのでな……。

 ——そう。
 かつて、マブスラの始祖が持っていたのは、手頃な大きさの宝石だった。
 当時の貴族の間で、それを弾いてぶつけ合い、勝者を決める遊びが出来上がった。
 ルールは単純、先に欠けたほうが負け——欠けた宝石には価値がなくなるのでな。
 勝負をすることは、貴族としての財産を賭けるも同義であったのだよ。

 始祖が持っていた1対の宝石こそが、「鎧龍王」そして「銀鷹妃」と言われている……。
 壁に衝突した際、表面についた傷が偶然にも龍のような紋様に見え——
 また、銀で作られたもう片方の宝石は、軽くて堅く、一弾きで空を舞うかのように——
 いつの日か、それらは始祖によって夫婦石として祀られ——
 やがて——」

(#5) 2017/06/15(Thu) 22時半頃


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