彼方よりの皆様、どうか我々をお救い下さい。我らエルヴィニアの民との間に種を落とし、多くと交わり、あるいは多くの子を成し、再び繁栄の力をお与えください。
皆様がエルヴィニアにとどまってくださる限り、皆様を賓客として遇し、いずれは所領をお送りし、貴族としての待遇をお与えします。皆様の故郷のご家族にも不自由のないよう計らいもしましょう。
また、どうしてもお帰りを望まれるなら、再び星の巡る数日後には元の世界にお返しいたします。
それまでは城内を好きにお使い、此方の者達と心行くまでご交流くだされば幸いに思います。
どうか、皆様……よろしくお願いいたします。
[女王はそう言うと歓待の宴を始める合図をした。それと共に賑やかな宴が開かれる。
それも終わると残るは彼方からの来訪者と、それを出迎える者達とが残るだけとなった。彼方と此方の者達との交流…それがどうなるかは、彼ら次第*]
(#3) 2018/11/27(Tue) 21時頃