[だが、抱きついていろとでも言わんばかりに
首へと腕を回すよう促され、ゆるりと安堵の息を吐いた。
然し、湯と共に菊門をこじ開ける指が挿入された事で
弛緩していた身体が、びくり、と強張る。
――それでも、
媚薬入りの湯をいくらも飲まされた腸口は暴かれるのを悦んで
彼の指を受け入れる為に収縮してみせた。>>*38
指一本の質量を受け止めれば、きゅう、と襞を騒がせ肉迫する。
女の身体とは、違う。
柔らかな締めつけやぬるついた感触は無いだろうけれど
排泄する為の動きではなく、奥へ奥へと誘い込むように
彼の指を引き込もうとするだろう。]
ンぁ……ァはぁぁん……っ はぁっ…ぁ、
ふぁ、ァ……ちょっと苦しい――けど、へー…き。
[違和感と、奇妙な快感が半分ずつ。
逞しい首へとしがみついた状態で腰をゆるゆると揺らそう。]
(*44) 2017/06/03(Sat) 17時頃