やれやれ。随分と人の気配が多いねぇ。浦島太郎だったか、20年ほど前に聞いた物語の主人公の気分だよ。 [客人を呼んで宴でも開こうというのだろうか。思い出そうとしたならば簡単に分かることを、己を試すかのように、くつくつと笑いを零して考える] まぁ、まずは屋内に入ろうか。それと……そうだねぇ。今までサボりを働いていた記憶を消してみようか。 […は力の抜けた様子で頭を人差し指で突いて見せる。演算的思考も帰納的思考も、たまには失ってみるのも悪くはない。記憶の忘却が完了すると、きょとんと惚けた表情を見せてから、何事もなかったかのように館の中へと入っていくのだった]
(@300) 2014/11/03(Mon) 20時頃