― 廊下 ―
[館の窓から外を―――中庭を見る。
客人とオスカーが対峙していたのを"見ていた"
それは3人目のアイリス。正しくは、"2人の目のアイリス"だが。
劣勢気味であったのは理解していたが(>>328>>@260)、盾となるのは彼の命が本当に危なくなる間際でと思っていた。
そうでなければ二人の戦いの水差しをしてしまうのでは、と。
だが二人が間合いをとった時、ちょうどクラリッサが現れて内心ホッとしたのは、それとは別の話(>>@270>>341)]
………血気盛んな人が随分と多いのね。
嫌いじゃないけど、手合わせは余所として欲しいなぁ。
[館が傷つくのも、庭園が荒らされるのも好きじゃない。
さらに言えば"身内"が傷つくのはもっと嫌いなのだけど]
サンドバッグが欲しいのなら、いくらでも私の身を差し出すのにね
[そう軽口を呟いて、彼女は屋敷の見回りへ戻る。
残るは客間と大ホールの付近だけ]
(@278) 2014/11/03(Mon) 14時頃