―廊下→応接室―
Sing a song of sixpence, a pocket full of rye.
Four and twenty blackbirds, baked in a pie ♪
[カラカラ、カラカラ。
ワゴンが立てる音に合わせて口ずさむ明るい歌。
辺りに漂わせるのは菓子の甘い香りと薔薇、そして二つに負けぬ程甘い甘い何かの花の香り。
ふと視線を上向かせる。
それは屋敷の一番高い位置にある部屋>>@68を透かし見るようなもの]
……ベネットったら。
また本を読んでいるのね。
[困った子ね、と笑う。
然程気にする風でもないのは性格もあるが、そのうちまたオスカー>>@70が迎えに行くだろうと予想しているのもあり。
あの子も大変ね、なんて使用人仲間の姿に思いを馳せる。
今も来客の対応を自発的に行っているのが“聴こえる”、感心な事だ]
(@122) 2014/11/02(Sun) 00時頃