[どうしたものかと思案しつつ会釈をしていれば、突如として歩みが止まる。
覗き込むように顔を上げればそこには、一人の少女の姿>>112を見つける。]
……ああ、リーと申します。お見知り置きでも、ペラジー様。
[先程のアイリスの手前、少々畏まった素振りで名乗りつつ客人同士の会話>>114で耳に挟んだ名を口にした。
挨拶が済めば何処からか紙面とペンを取り出した。
簡易に見取り図を取りつつ、地図に示された場所――即ち中央階段の方を指差して。]
あちらを上がっていただければ、客室となっておりますから空いてるお部屋をご自由に。
お荷物を運ぶついででよろしかったらご案内致しましょうか。
[了承が得られたのなら、共に中央階段まで上って空いている部屋を案内するだろう。
他に行く場所があるというのなら見送っただろう。
増えてくる人の気配に無意識にため息を吐いたことを少女に知られたかどうかは分からない。]
(@91) 2014/11/01(Sat) 20時頃