[問いかけ>>@80に答える声はあったか。
視線を逸らした先に映るは、今日も今日とて館内に閉じ込められた役者達の姿。
ただ一つ異なることは、一人の気配が途絶えたことだった。
照らし出されたその先で荒らされた裏庭の一角>>20が見えた。
如何なる理由があったにしろ、自分のお気に入りの場所と記憶の残る景色、そして大樹へと宿る友人を思えば感傷に浸ることも出来そうになく。
得体の知れぬ青年に声をかけた彼>>@78はまだそこにいただろうか。
いたのなら、きっとこう声をかけただろう。]
………館に帰ったらみんなでまた種から蒔くべきか?
[クラリッサやポプラが花や果実の世話をしているのを見ていても、実際に育てることはなかったが故の無知。
袖まで覆った腕を所在無さげに組みながら、見知らぬ青年に注意を向けつつ視線は館内で起こる出来事へと向けた。]
(@89) 2014/11/12(Wed) 01時半頃