[生徒達と鉢合わせしたのは露蝶との喧嘩の最中で。璃子は不思議な噴水の上から生徒と挨拶を交わしたが、
不二と別根と会話をしている間に噴水の水位は下がり璃子の足下は地面へと着いていた。
璃子の後ろには丁度お祭りの提灯の様に一定の間隔で青白い光が見えるだろう。氷の薔薇を照らす為に、此処に来るまでに璃子が肩に乗せたカーバンクルに出させた灯りだ。 >>@48
青白い光を背負いながら、生徒達に視線を配らせて、璃子は笑みを称えて可愛い新入生に挨拶をした。]
わたしは、針山璃子。
魔法の特性と変質の授業を担当してるよ。
[針山という名前に聞き覚えのある生徒もいるかもしれない。
魔法使いの一族でも最も古く著名な一族の一つだったが現在は一族は離散して衰えてしまっている。
消えて行く悲しい定めにある一族の末裔の名を璃子と言った。]
(@89) 2013/08/23(Fri) 00時頃