[視線に秘められた剣呑な色>>@65は素知らぬフリをした。
客人が現れるのはいつ頃振りか。
気紛れで変わった主人だと見解を見出している男は、今更奇妙な催しを開くことになったとしても驚くことは無い。
結末はいつも同じなのだから。
現実頭皮を彼がしていることは知らない。
知っていることは時折誰かに話している素振りをみせていること。
まあここに住む者なんて少しくらい“訳あり”があっても気にしないのだけど。
無表情の裏にある感情は知らない。
だがラディやオスカーを初めとする使用人を完全には放っておけないのがこの男でもあった。
今も何処かで籠っているのか気配を出さない男>>@68とは、ちょっぴり違うところ…かもしれない。]
おやおや、エスコートか。次は頭ぶたないよう注意払ってやってくれよ。一応主の大切な客人なんだし、なァ。
[労わるような動作を見咎れば少し照れ臭い。
誤魔化すように慌てん坊な客人の手を取る使用人を眺めながら、新たに見えた顔>>78に軽く会釈しつつ、改めて招待状>>74に刻まれた名を呟いた。]**
(@72) 2014/11/01(Sat) 03時頃