――廃病院――
[>>@50ごめんって。でも仕方ないだろう?
――そう訴えて、見上げる眉が下がる。射精の余韻に溶けた顔には、反省の色は見られない。
我慢が苦手なのは元からだ。彼に植え付けられた性衝動を鑑みれば、これでも耐えた方だと、自分では思っていた]
ああー!
……むぐ、んー!
[飲み干してすぐ、性器の代わりに足が来た。
むっと自分の精の臭いが突きつけられるのは悪くないが、靴下を舐めても気持ちよくない。
おまけにまた唇の傷を抉られると、悲鳴とも抗議ともつかない声を漏らした。止まりかけていた血がふたたびこぼれて、靴下を濡らす]
んぐ……ちゅっ、むむ、ん……
[それでも仕方ない、と素直に従えるのは、多分、雛鳥が飼い主に懐くのと同じことだ。
火傷の痛みを我慢して、足首から甲まで少しずつ舐め上げる。指も一本一本咥えて、丁寧に吸った。
その間も、物足りなさそうに尻を揺らす。口で満足したら、次があるのは当然だった。が。
先の呼び出しを思い出し、不満そうに唇を尖らせた*]
(@53) 2018/02/22(Thu) 20時半頃