― 医務室にて ―
[綿貫とは違い、フランクは医務室を訪れる際にも遠慮なく煙草に火を点けていた。
勿論、気遣って消すだとか煙を避けるだとかもしない。
日々煙草の害などより危険なものと向き合う仕事をしているのだ――とは、フランクが言ってもサマにはならない言い訳だが。
無愛想な割には医務室の医者としての役目を真っ当に果たし、忠告だとか飴だとかをばら撒いているのは知っていた。
もちろんそれを咎めたり忠告したりすることはない。
むしろ前線に立つ身ではない自分が医務室の世話になることなど、早々ない、はずではあるが、気付けば医務室には自分用の茶や煎餅が常備されている。
――つまり、休憩だとかサボりのための場所として医務室を利用していたのである。]
鳴、だっけ。アイツの武器とかスーツのメンテ、
マジでめんどくせぇんだけど。
もうちょい予算が下りれば少しは硬いモン
用意してやれんだけどなぁ。
まぁ、お前からもあんま無茶すんな、って言っといて。
[医務室での話題はといえば、大凡がこの手の愚痴か、妻のノロケ。
それこそ>>33口癖が移ってもおかしくはないだろう。**]
(@52) 2018/02/20(Tue) 20時頃