[「妹」の問い掛けに、綿貫はどんなリアクションをしただろう。
いずれにせよ、「妹」の性器は今まさに、弾けようとしていた。
腰を穿つ力が強くなり、兄の身体を激しく揺さぶる。
奥の奥まで、内臓を押し潰そうとするような強さで模造品の性器を押し込んで。]
「ねぇ、綿貫さん。
私のでイってくれるよね?
だって、泣いちゃうぐらい気持ち良いんだもんね?」
[楽しげに、「妹」は笑う。
泣き濡れる兄の顔を見ることもなく、ただ兄に快感を促し、詰る言葉を連ねて。]
「……ほら、堕ちてよ。
私の精液、あげるから」
[そう囁くと同時、兄の中で「妹」の性器が爆ぜる。
精液に似た色と重さを持つ粘液がどぷりと吐き出されて、腹の中を満たしていく。
射精の間、「妹」は快感を隠さず、短く、細かな息を吐く。
しかしそれすらただ、音を作るだけで、温度も、風の揺らぎもなく。]
(@50) 2018/03/02(Fri) 23時半頃