― 現在 ―
……っう、……はぁ、……く、……
[金属の蛇に>>92歯を立てられる。
硬いもの同士が擦れる感触は脳に直接響き、口の端から唾液が溢れる。
>>96いっそ熱く感じられる粘膜の温度すら直に感じながらも、蛇は一平太の口腔から離れない。
もっとも、意識が蛇から自身の身体へと傾いていくに合わせて、口腔を犯す前後運動は緩やかになっていくのだが。
その最中にも、>>98猿芝居やら>>@40かつての弟子を煽る声やらは押し寄せてくる。
そこに混じる声>>99も勿論、余さず拾い上げて]
……クソ人間が、……ッ俺の、名前……
勝手に、呼ぶんじゃねぇよ、……
[直に聞こえるわけでもないのに、鼓膜を汚されるような感覚。ぞわりと鳥肌が立ち、吐き気が快感に勝ろうとする。
浮かべたくもないのに、脳裏に思い浮かぶのはそれを打ち消すことの出来る唯一のものだけだ。
敬愛や情を込めてその名を呼んだことなど、一度たりともないが。]
(@50) 2018/02/20(Tue) 19時半頃