『動くなよ』
[耳元で囁いたのは、音としてはざらついた「声」。
その実は神経に働きかける超音波の一種だ。
まだ変性して間もないものであるから、期待できるのはせいぜい一時的な麻痺程度の能力だろう。
しかし、事を成すにはそれで十分。
彼の身体が動かないうちに、幾つかの機械を操作する。
壁中に無数のモニターが浮き出て、そのどれもが痴態を流し始める。
信頼する部下に襲われたものも、藤之助に抱かれている際のものも、一挙に。
――メインを張るのは勿論、ケヴィン自身の姿と喘ぎ声だ。]
いいだろ?これ。
もう予算とか気にして頭を悩ませる必要もねぇし、
……こっちの方が、余程面白い。
[彼のリアクションがどうあれ、次はゴム手袋をはめながら、足の方へと回る。
拘束を外し、太腿を大きく開かせれば、陵辱の痕が残る後孔へと軟膏のようなものを満遍なく塗りつけていく。
一見すれば、彼の傷を癒そうとするかのようだが――]
(@47) 2018/02/20(Tue) 19時半頃