── 昨日:1nd day スクランブル交差点 ──
[自分たちに声をかけてきた少女へ誘いを向ければ、意気揚々と承諾の声が返る。>>1:311
それと同時、ちょうど烏の嘴から零れて、ひとりの少女──ジリヤの手に収まったバッジ。>>1:313
けれど、マユミと名乗った少女は、そちらには目もくれず、フェアにゆくつもりらしい。
ちなみに、かの有名な、天才少女の容貌と名前は。
残念ながら、生前はひたすら勉強漬けだったつまらない少女の記憶には、上手に引っかかってはくれなくて。
それでも、その美しい声が奏でる旋律ならば、どこかで耳にぐらいはしたことがあったかもしれない。
……だけど、今は、それも存在しなかったから。
あっさりと、「それならどうぞご参加を」とだけ告げて、烏の群れに手を向けただけ。]
(@44) 2018/05/16(Wed) 00時半頃