[ポプラとオスカーのやり取り>>@9>>@10が鼓膜を震わせた。
花精霊で在っても魔性に近しく、元より血と汚物に塗れた場所で生まれた身では感じ方も違うのかも知れないと、同僚との感覚の違いに僅か寂しさを覚えて眉尾が下がる。
彼らの言葉と『演者』の観察に終始していたが為に、アイリスの言葉と視線>>@12には反応が遅れた。
だから、彼女の変化には気付かぬままリーの言葉>>@21に同意を示して。
炙り出し、蟲毒>>@13、炙り出しへの反証>>@14、潰し合い>>@22>>@31、血文字の解釈>>@23>>@28、饗応>>@27――様々な論が展開されていくのを、ただ佇み眺める]
――ご主人様の意図が何処にあるにせよ、
この『劇』が閉幕するまでは
私達は観客のままなのでしょうね。
[既に幕は上がった。
ならば後は結末を見届けるだけだと花は静かに告げる]
(@40) 2014/11/07(Fri) 04時半頃