―夜明け前―[冷たい床に片頬を落ち着かせて微睡んでいた。喉に張り付く味はとても美味しいとは思えずとも、飢えを凌ぐくらいの利用価値はあったらしい。どうせ作り変えるのなら、飢えなんてオプションは取り払ってくれれば良かったというのに。意識の境目で遠い過去を夢見る。] ――…木も花もねェところで飛んだって…味気なくって仕方ねぇなァ。[裏庭に聳える大樹を思い出しながら、そっと呟く。仕事の合間に抜け出して戯れに幹に座り込むのが好きだった。そこで彼の育てた花を見ながら果実を拝借なんて贅沢も好きだった。命あるものはいつか喪われる。そのような定理を幾度となく目にした男でも、何故だかいつまでも続くような心地になって。そして初めて随分と化け物らしくなったものだと自嘲気味に嗤う。]
(@34) 2014/11/10(Mon) 19時半頃
sol・la
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