── リィブラ・森 ──
フェグぅ?
……ん…もぅ。
歩きにくぅい……
[その匂いを辿れば、森へと続く。呼び掛けるのはベルフェゴールの愛称。愛称で呼ぶ程の仲だったのかと言われれば、女の一方的な馴れ馴れしさの方が大きいと思われるが、女はそんなこと点で考えては居ない。独特の翼──女の持つ大きく艶やかな翅とは違う──は女も覚えていた。
歩き疲れた女は翅を広げる。ふわりと風に乗れば、音もなく森を抜けて行く。]
あれぇ?おかしいわねぇ…?
[辿れど知った顔を見つけることはなく、其処にあるのはヒトらしき男>>77と女の影>>82。男からは確かに懐かしい悪魔の香りを拾い、女の方は顔は見えないが、此れもまた知った香りを覚える。]
あぁ……リズもいるならぁ…
好都合…ふふ。
[代理戦争なのに、悪魔を直々に送りこもうとしていることに女は全く気付くことはなく。
2人がどんな会話をしていようとも御構い無しに、其処へと舞い降りることだろう。]
(@34) 2014/12/23(Tue) 23時頃