― 廃病院の一室 ―
[>>+13ガラの悪い濁った声に、フランクは思わず吹き出してしまいそうになる。
スピーカーを通して、妹の声を模したそれの命じるまま、色気も何もない挿入を見守る。
後孔の収縮を察知すれば、金属製の触手は粘ついた液体を分泌する。ぬるぬると滑る液体で、奥まで押し込もうとする綿貫の動きを助けた。
それでも、初めて拓かれる場所であることには変わりなく、煩雑に突っ込めば突っ込むほど、内襞が傷つくのは仕方のないことだろう。
>>+14狭い場所に押し込まれれば、逃れたくなるのは当然だとでも言うように、触手はぐねぐねと内側で身をくねらせる。
腹を内側から突き上げ、圧迫し、入り口を胴体でもって押し開く。
綿貫の悪態に返る声こそ無いが、触手はまさしく楽しげに、綿貫の中を蹂躙する。
たとえ嘔吐の様子がモニターから見えようとも、フランクは触手の動きを止めようとはしなかった。]
(@28) 2018/03/02(Fri) 00時半頃