[この状況、もはや口惜しい以外の何物でもない。
ついでに言うなら、しばらく自分で手に入れたチョコ以外は食べないようにしようと心に固く誓った。
まったく、これでチョコがトラウマになったらこいつはどうしてくれるというのだろう。
そんな、実にわかりやすい三大欲求の一つを逆手に取られた苛立ちと、ついでに不本意ながら満たされつつあるもう一つの欲求が勝手に転がり込んできたと言えばそんな状況。
だが、決してこんな状況を美味しいなんて絶対に思うものか。
たとえ、上がる甘い声に背徳感を感じてしまっても──絶対に、だ]
なに、
[伸びてきた手の意図が一瞬読めず、また戸惑う。
ぐっと引き寄せられた分、姿勢はさらに朧>>*5にとって窮屈になるだろうし、自分もまた埋め込んだものがその分刺激されて僅かに舌を打つばかり。
ここまで来たら流石に腹を括るしかなくて、唇を捉えられたまま聊か手荒く奥を突く。
相手が仕掛けてきたのだ、こちらが遠慮する理由などどこにもない]
(@26) azumi 2016/06/19(Sun) 11時頃