― リンダたちの部屋 ― 医者が患者を心配してはいけませんか?[ヒステリックな声に返すは、酷く穏やかな声音。カツリ、靴底を鳴らして近づくのは羽猫に、指を伸ばして喉元を擽る。セラと名づけられた羽猫は、ドクトルの気に入りでもあった。だから、気に入りの彼もその様になってしまったのだろうかと、ふと思う。薄い青は、羽猫から、ヨハネとリンダへ。] ――……リンダ君は失敗作かな。 ヨハネ君は……どうだろう。[不老不死――それに追随するような能力を持った二人。片方は失敗だと様子から知れる、もう一方は?眼が細まった。]
(@26) 2010/09/22(Wed) 15時頃