19 【minus apple ~ 僕の心臓は僕を壊す】


【見】 執事見習い ロビン

― リンダたちの部屋 ―

 医者が患者を心配してはいけませんか?

[ヒステリックな声に返すは、酷く穏やかな声音。
カツリ、靴底を鳴らして近づくのは羽猫に、指を伸ばして喉元を擽る。

セラと名づけられた羽猫は、ドクトルの気に入りでもあった。
だから、気に入りの彼もその様になってしまったのだろうかと、ふと思う。

薄い青は、羽猫から、ヨハネとリンダへ。]

 ――……リンダ君は失敗作かな。
 ヨハネ君は……どうだろう。

[不老不死――それに追随するような能力を持った二人。
片方は失敗だと様子から知れる、もう一方は?眼が細まった。]

(@26) 2010/09/22(Wed) 15時頃

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