[食事っていうのが下手なんだと思う。
量を食べられるようになったのだって、死神として動くようになって暫くしてからだ。
食べる速度は相変わらず遅いのだからアイスなんて時間の経過と共に形状が変わるものを注文しなければよかったのだけれど、頼んでしまったものは仕方ない。
てろりと指に垂れる甘い液をもう一舐めしていた頃に、何やらごーちゃんごーちゃんと声が聞こえてきた>>130。
片割れの男性は何日か前にカフェに駆け込んでたのを見たことがあるなぁって、ぼんやり思いながら空いている指を鳴らす。
途端、君たちを囲む不可視の壁が、動きを制限するよ。
前進も後退も出来ない君たちの前に、僕はクレープ片手にふわりと降りようか]
サブミッション、だよ。
君たちが生きていたなかで、楽しかったこと、面白かったこと、
一番、人生を楽しめた「楽しかったこと」を
僕にみせて、教えて。
[それはこのゲームでも既に何回も重ねてきた問い]
(@20) 2016/06/11(Sat) 21時頃