―――救護室―――
[ジムとその友人は、薬の臭いに鼻を摘まみつつも礼を告げて帰っていく。その姿を見送って、マリベルはくすっと笑った。
さっそく魔法植物の洗礼を受けたあの子は、少しだけ注意深くなるはずだ。そうして身を以て色々なことを学習して、卒業するころには、きっと立派な魔法使いになるだろう。
今までにこの救護室を訪れ、ホグワーツを巣立っていった、数多の魔法使いや魔女のように。]
……あら
[ぼんやり感傷に浸っていたマリベルを、名前を呼ぶ男の声>>@16が現実に引き戻す。
声の主は、こちらが応えるよりも早く扉を開けていたか。
彼の顔を見るなり、こちらもひらりと手を振りかえして]
はぁい、ホレーショー
――いえ、校長先生、って呼んだ方がいいかしら
[冗談を口にしつつ、次期校長に挨拶を。
彼はまだ若いが人望厚く、生徒に人気もある。本人は面倒がるかもしれないけれど、きっと上手くホグワーツを導いてくれるだろう。]
それで、今日はどんなご用件?
怪我…をしているわけでは、なさそうだけれど
(@17) 2015/02/01(Sun) 16時半頃