[断続的な声。合間に悲鳴。それを途切れさせるのは殴打の音。
映像の中に確信的な部分は映っていない。
綿貫の妹が男たちに囲まれている今、下半身を露わにした男たちの背中が映っているだけだ。
しかし、何が起こっているかは明白だろう。
そんな状況下にあって、兄は助けにいくところか、身体中を玩具じみたアームに擽られている。
子供のような悪戯で強いるのは、屈辱。
守りたいと願ったものを守れないことへの絶望を植え付けながら――もちろん、それだけで終わるつもりはなく。
映像の中から、ぐじゅぐじゅと濡れた水音が響き始める。
そうして綿貫を苛むための、最後のアームが現れた。
それは迷うことなく足の間に伸び、長らくの擽りで敏感になっているであろう身体の中心――性器を嬲り始める。
同時に、擽りを続けていたアームはその勢いを弱め、全身を柔く撫でるように、服の上から下から、あらゆる箇所を愛撫していく。]
(@13) 2018/02/27(Tue) 01時頃