[気が向かないときに追い回される>>@3のは勘弁だが、そうでもなければ相手をする。
それがフランクの、ケヴィンに対するスタンスだ。
鼓膜を通して脳に植えつけた欲求が潰えることなど有り得ない。
逞しい体躯を持ちながらも雌の悦びを知り尽くした身体は、正常とは言えない営みすら、喜んで受け入れる有様なのだし。
しかし、それにしても。]
うるせぇ、人間の声で喋んな。気色悪い。
[>>*0ケイイチの饒舌さに苛立ち、それがケヴィンを打ち付ける拳に乗る。
ごっ、と頬骨を揺らす鈍い音がしてから、フランクはようやく固めていた拳を解いた。
下唇に噛み付いた>>@4のは、その後のこと。
薄い唇に歯を立てて、脆い粘膜と肉を同時に削ぐ。
舌に届く鉄の味。それから鼻先に届く血の匂いが、ケイイチから漂う人間の匂いをごまかす。
そうすることでようやく、いくらか不快感が和らいだ。]
(@12) 2018/02/21(Wed) 20時頃