−食堂−
[懇親会を兼ねた夕食会は、奇妙なテンションのまま進行してゆく。「夕食を取っておいて」と告げた同輩の為に誰かが動くかと思えば、もしかしたら案外そうでもないのかもしれない。或いは、頼まれたのは自分だったのかもしれないと思うと、妙に合点がいった。]
ああ、これは……
食糧を確保しておいて欲しいと言っていたベネットさんとか、まだここに来ていないトラヴェルソさんの分……って、ああ、ちょっと待ってくださいよ!
[少し目を逸らした隙に、取り分けた皿から料理が消える。しかも肉だのピザだのいう高カロリーのものから先に。
かろうじて確保しておいた分は冷蔵庫にしまっておいたものの、鍵のついていない冷蔵庫にしまっただけの食糧の命(?)など、風前の燭火かもしれない。]
……何なんでしょうかねぇ、ここは。
[紙コップに入ったお茶をちびちびと飲みながら、呆れたように溜息をついた。]
(@9) 2010/09/06(Mon) 12時半頃