[だが、デメテルとカルヴィンの仲を聞けば笑みは引っ込んだ。>>42
彼女へ同情の眼差しを送る。ささやかな、小さな声で。]
……彼には、幼なじみが居たんだね。
幼馴染みが死んだとなれば、悲しいよね。
[デメテルを慰める様に声色は優し気だったけれども。
すっと目を細めて、デメテルの顔にじっと視線を注ぐ様は。まるで、デメテルの様子を観察してるようでもあった。
そして、彼女の告げた驚くべき事実には大きく瞬いて、]
…カルヴィンが、ホレーショーを殺した?
[大きく見開かれた瞳の奥の瞳孔がきゅうと細まった。
仕方ない死なんて何処にもない、と彼女に言ったのは誰でもない彼自身。けれども、ホレーショーを殺したのがカルヴィンだとしたら……。]
[もしも、ホレーショーを殺した生徒に会ったりでもしたら――、
決して、赦さなかっただろうから。]
(@9) 2015/02/11(Wed) 02時頃