[ぷつん、とモニターの映像が途切れる。
それから、もう一度画面に明るさが戻る。
一面に映し出されるのは、今の綿貫の状態だ。
散々にアームに嬲られ、射精を繰り返し、椅子に縛り付けられている。
その拘束が次々とはずれ、四肢は自由を取り戻す。
しかし、部屋には扉らしきものは見えない。
つまり、結局のところ逃げ出すことは出来ないのだが。]
「なら、自分で気持ちよくなれよ。
自分のケツに触手突っ込んで、
ひいひいよがって見せてくれたら、
助けてやっても良いかもなぁ?
あ、でも助けてやるの、お前か妹のどっちかだから」
[室内に響くのは、彼の妹の声、そのものだ。
変声機を通した口調こそフランクのものではあるが、綿貫はそれに気付くだろうか。
いずれにせよ、椅子はどろりと溶けて、幾多の触手に変じる。
太いものから細いものまで、種類は多種多様であるが――]
(@6) 2018/03/01(Thu) 01時頃