ぇ、
[指で終わらせる。
それはつまり、このまま達するということだ。
呆然、とでも言うべき小さな声が漏れて、後頭部に触れたままの手に、僅かに力が篭もった。
葛藤の間。]
……ぃ やだ、
[手に力を込めたのは、藤之助の顔を上げさせないためだった。
それが叶ったか否かはともかく、いずれにしてもフランクが呟くのは拒絶の言葉だ。指で終わらせるなんて嫌だ、と、ようやく言葉で意志を伝える。
――続く言葉を発するのは、たっぷりと間を空けてから。]
いれて、…………い れて、くれ よ……
藤之助、の…………
[チンポ、と動いたのは唇だけ。
強請る恥ずかしさにまた興奮を煽られたのは、増えたカウパーで察せられるだろう。自らぎこちなく腰を浮かせ、後ろに咥え込んだ指を前立腺へと当てようとする仕草は、藤之助の目にはどう映るのか。
――浅ましく、淫らな自分が、気持ち悪い。**]
(@5) 2018/02/23(Fri) 01時半頃