【見】 双子 朝顔

[嘗て、世のため人のためと己を捧げた清き少女>>2:271の意図は、愚かであるが故に純粋で、何よりも剛かった。
禍に染まり、欲を知り、罪を重ね、最期には献身を手放そうとも、その指針のままに可憐に、火憐に舞い踊った生きた劔。

調律の聖槍《ﾀｸﾄ》が奏でる百穿連魔《ｳｪﾝﾄﾘﾋ･ﾗﾝﾂｪ》>>7:24は、少女の中に溜め込まれた穢れを灼き尽くし、

後に遺ったのは────、


　　　　　　　　　　「　幸いを、助く。　」


　────兄と世の倖い願った、臥龍岡花乃子の本懐。>>6:36]

(@2) 2012/08/17(Fri) 14時半頃