【独】 小悪党 ドナルド

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>>-1489　ヴィヴィ

　ん……？

[震える膝には気づいていて、支える手、バランスを考えて少し動かした。その動作一つ一つが、漏れる声が嬉しくて。
　お願いと言われて熱がぴくりと反応して、一言も聞き漏らしたくないと口元に耳を近づけた。]

　──……っ！
　ヴィヴィっ、俺も……！！

[紡がれた言葉は、理性を崩壊させるのに十分すぎるもの。
　やり方は聞きかじりだけれど知らないわけじゃない。少し想像力を働かせれば、そこがひどく痛みを伴いそうな場所だと言うことはわかる。
　透明なもので濡れた指を、彼の背骨の終わり伝い下に運んで。痛く無いようにと願いながら、指先だけそっと差し入れた。]

(-1515) HISANO 2011/07/03(Sun) 23時半頃