【独】 本屋 ベネット

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　>>-1201　春原
[離れる気配。
既に失せた温もりの幻だけ、自分の手を捉え続けたまま。]

　――――……そう、ずっとずっと先。
　でも。今までも、これからも。俺は、そう生きてきたから。

[開いた距離。首を振り続く言葉に、微笑んで。
……けれども、続く言葉に。]

　……戯言なんかじゃない。
　あれだけ真剣に、情報を集めていた君が。

　　　　　　　　　――――……戯言と思ってる筈が、無い。


　　　　　なのに、……俺は。

[浮かべた光は、自責の色を宿す。]

(-1204) yuo 2013/08/18(Sun) 01時半頃