【独】 漂白工 ピッパ

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>>-741ブルーノ
[期待通りの客人の訪いに口許を綻ばせ振り返る。

ぽたり、ぽたり。
ストロベリーブロンドから雫が垂れる。

濡れて張り付き、臍や乳房の陰影もあらわな服に恥じらう様子もなく、入り口で拍手を送る男へと近づく。]

　演奏はお気に召しましたか？

　なかなかの趣向です。
　でも───、

[濡れた身体を押し付けるように首に腕を回し、甘く吐息の薫る唇をブルーノの唇手前まで寄せ]

　ブルーノさん手ずから汚して頂ける方が、
　あたしは嬉しいんですよ──？

[口付けを誘うように、薄く唇を開いた。]

(-863) hana 2012/12/18(Tue) 19時半頃