[違うと囁かれる言葉の裡。
そこに潜むものは、本当は少し似ているのかもしれません。
命を握られていると。染められていると。汚されていると。
そう思うからこそ、そのまま握りつぶされて、染められて、汚されたままで居たいのです。]
んっ……ぁっ……。
[いつもと違う想いは、私も同じです。
命を握られたいのではなく――握りたいと。
染められたいと思うでなく――染めてみたいと。
そのような思いは、私の手の内で柔らかく形を変える乳房のよう。
元は同じものでも、触る方向が違えば形変わるものなのでしょう。
震える身体にゾクリと背を走る感覚があります。
耳元から肩に走る線に、私は仮面の奥、眼を細めました。
私は始めての時、家庭教師がしたように、感じ入るだろう場所には触れず、やわやわと乳房を揺らし始めました。その感触に、お兄様がお姉様の乳房をそいだ理由を少しみた気が致しました。]
(-692) mitsurou 2011/02/16(Wed) 10時頃