な、……ん、ん
……べ、つに。君の為、なんて一言も言ってない
[少し前の彼なら間に受けてくれただろう。
が、今宵は多少のことでは折れない雰囲気を感じる。
惚れられた強みか、若さを担保にした豪胆か。
恥じらったり、房時に戸惑う様なぞ想像していなかったが、
こんな揶揄をしれと宣う余裕があるとも思っていなかった。>>-532
時折、窓から差し込む灯台の灯りに浮かぶ
瑞々しい肉の隆起に嫉妬と羨望と期待がないまぜに、
無意識に生唾を飲み込んで。]
ん、──…慣れたら、な
…… 、君だって触られたら勃つ、だろう
[執拗に揉まれるうち、眠っていた神経が目覚めたのか。
微弱な電流めいた刺激が脊髄から腰へと伝い、腰が揺れぬよう堪えようと、足指がシーツの上を這う。]
(-604) mumriken 2019/08/09(Fri) 00時半頃