[“疲れちゃうから”、以降の言葉に、脳がフリーズした]
………
…… … …? え、
……………??
[いや、今何言われた? ん? 何だ? 待ってくれ。待て。
ティムの表情を思わず見つめ返すと、それはどこか期待にも満ちていて、冗談の気配はなく、というかそもそもこういう類の冗談を言うようなタイプじゃないのは長い付き合いで分かっていて、
いや、んん……?
ん!?
先程まで浮かべていた笑みのまま固まっている。いやいや、いや……いや待ってくれ、冗談じゃないとすれば何だ? 自分からしてほしいと甘えられて、いる。まるで当然のことのように要求されている。そうすることが自然であるかのように、いや、待て、それはもしかして、なんだ、事故に遭うまでの俺たちは、キスをするのが当然の関係だったとでも?]
(-539) calabari 2019/11/17(Sun) 04時半頃