[>>-148伝った温度が温めることを止め、なまぬるささえ冷まして行きでもするかのように感じさせて、《時まで止めた》のだとしても青年の浮いた片指先は無色をもう、拭うこともない。頬に掛かる月光めいた髪絲ではなくわずかに頬掠めた指が疵も跡も残さず波が引いてゆくように落ちてゆくのとは“反して”、────《髪》に、青年は指を浸した。]
(-518) 雨京 2018/10/27(Sat) 00時頃
sol・la
ななころび
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