[私から永久に触れた時、彼女が零した甘いこえ。
もっとこえを聞きたい。そう思った私の耳に、いれて、と永久がささやくのが聞こえた。>>-482]
うん、いっしょ、に……
私が、おもうよう、に…… っ、
[同じ言葉を繰り返すことしかできないくらい、もうこの時は我を忘れてしまっていたのだろう。
つぷりと指先を永久の中に差し入れ、濡れた柔らかな壁に指を押し当て、その弾力を知る。
そうしている間にも、永久が私の中で動いて――ひどく感じる一点を押されて、またもう一度、永久の指を内側で強く締めつけた。]
ここ、って …――― あっ!
[それまでも疼きを覚えていた小さな芽に、不意に感じる刺激。
身体がびくりと震えて、泣きそうな声がまた洩れてしまった――目に本当に、涙が薄らと滲んだ。
脚のあいだから身体中に、はっきりと広がっていく、甘すぎる痺れ。]
(-492) sakanoka 2017/02/07(Tue) 23時頃