もっ、と……?んん、くあ、んっ![高い、甘い啼き声がズリエルを絡めとる。 ひくりと手が動く、髪を引っ張って] ズリ、エルぅ……[知らなくてもいい、といわれても。 気にはなるが今はそれどころではない。 自分の内臓が見える経験は初めてだった] あっ、あ…… ひゃ、う、きゅぅん![臓腑だけでなく、狭く窄まったところもかき回され ひくひくと筋肉が収縮する。 同時に背中の羽もぱさぱさとはためいていた。 押し入るものが、熱くて、でもそれも気持ちよくて。 言葉通り意識がトべそうで、芽の根も体内で広がりつつあった]
(1106) 2012/04/10(Tue) 21時半頃